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Uncharted Territory

自分が読んで興味深く感じた英文記事を中心に取り上げる予定です

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リーディングで読み取ること

 
雑誌Economistが素晴らしいと思うのは、無駄なくニュースの背景なども整理してくれるところです。もちろんその読みが正しいかどうかというのは別に判断しないといけないのですが。新疆ウイグルのニュースでも、どうしてこのようなことが起きているのかをうまく整理してくれていました。

Swept up in a storm
Previous spats have blown over, but the split over Xinjiang is both more intractable and more expansive
Apr 3rd 2021 edition

まず気になるのはなんでボイコットが起きたのかですよね。

The boycotts were apparently triggered by the co-ordinated announcements on March 22nd by America, Britain, Canada and the European Union of sanctions against Chinese officials for abuses in Xinjiang. China responded with sanctions of its own. The Communist Youth League, a party affiliate, then dug up a months-old statement by h&m expressing concern about reports of Uyghur forced labour. Hua Chunying, a foreign-ministry spokeswoman, made the message clear. “The Chinese people will not allow some foreign companies to eat Chinese food and smash Chinese bowls,” she said.
ボイコットの引き金となったのは恐らく、3月22日の共同発表で米国、英国、カナダ、EUが中国高官に新疆の弾圧で制裁を科したことだろう。中国の反応は独自の制裁だった。共産党青年団、党の下部組織は、何ヶ月も前のH&Mの声明を掘り起こした。その声明ではウイグルの強制労働について懸念を表明していた。外務省の華春瑩(か しゅんえい)報道官ははっきりとメッセージを伝えた。「中国国民は外国企業が中華料理を食べて、中国製のお椀を壊すことは許さない」

次にH&Mがターゲットになった理由も知りたくなります。こちらはEconomistの見立てです。

Europe has so far refrained from banning products from Xinjiang. China’s decision to focus its ire on h&m rather than on an American firm may be a warning to EU officials to keep it that way. But the aggression poses a risk. In December the EU and China signed an investment deal which would give European industrial and financial firms greater access to the Chinese market. The European Parliament may now have second thoughts when asked to ratify it. “After seven years of negotiations, we hoped for seven years of wellness. Now it looks like it might be seven years of drought,” says Joerg Wuttke, president of the EU Chamber of Commerce in China.
ヨーロッパはこれまで新疆地区からの製品を禁止していない。中国が怒りのはけ口をH&Mに向け、アメリカ企業に向かなかったのは、現状を維持するようにとのEU高官への警告かもしれない。しかし、このような対抗措置にはリスクがある。12月にEUと中国は投資条約を結び、ヨーロッパの産業界と金融界が中国市場にアクセスできるようにした。EU議会は批准するか問われたら考え直すかもしれない。「7年間の交渉の末、7年間はうまくいくことを期待した。今となっては7年間の干上がりになるかもしれない」と中国のEU商工会議所の所長Joerg Wuttkeが述べた。

H&Mはすかさず弁明的なプレスリリースを出していましたね。

News Article
31 March, 2021

We are working together with our colleagues in China to do everything we can to manage the current challenges and find a way forward.

China is a very important market to us and our long-term commitment to the country remains strong. Having been present there for more than thirty years, we have witnessed remarkable progress within the Chinese textile industry. Being at the forefront of innovation and technology, China will clearly continue to play an important role in further developing the entire industry. We are proud our suppliers are being part of that development and we want to continue contributing to driving progress together with our partners and stakeholders in the country. We want to be a responsible buyer, in China and elsewhere, and are now building forward-looking strategies and actively working on next steps with regards to material sourcing. Together with all relevant stakeholders, we want to collaborate to be part of the solution and jointly build a more sustainable fashion industry.

上記のプレスリリースの訳は以下の記事にあります。

2021/04/01 MIMOSA SPENCER 訳・ 井口恭子
こうした動きを受けて同社は、「中国は非常に重要な市場であり、当社の中国に対する長期的なコミットメントは強固なままである。当社は中国および世界のどの国においても責任あるバイヤーでありたいと考えており、原料の調達について将来を見据えた戦略を策定中だ。関係する全てのステークホルダーと協力しあい、よりサステナブルなファッション業界を実現するためのソリューションを開発していきたい。当社はグローバルな企業として各市場の法律や規制に準拠しており、信頼、尊重、誠実さ、そして対話を大切にしている。中国の顧客、同僚、取引先の信頼回復に尽力する」と表明した。

こちらの記事で見立てでは、以下のようになっています。

観測筋によれば、その理由の一つとして、H&Mがスウェーデンという中国にとって政治的な脅威が比較的低い国の企業だということがある。ナイキは米国、アディダスはドイツ、バーバリーは英国、「ユニクロ」を運営するファーストリテイリングは日本の企業であり、中国としてもこれらの国と外交問題になるのは避けたい思惑があると見られている。

現実をリーディングすることはなかなか難しいこともわかります。アメリカのメディアの場合は党派によって見立てが変わりますし。。。
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メタン=牛だけじゃない

 



杉田敏の現代ビジネス英語になってよかったことは、一度に聞けるエピソードが増えたことですね。Next-Generation Foodsも聞いていたので、ビルゲイツの主張にもピンときました。動画のニュースもドンピシャです。


それと今週のもう一つのEconomistの社説もすんなり入ってきました。ただ、メタン=牛とだけならないところがEconomistの勉強になるところです。

Governments should set targets to reduce methane emissions
It would rapidly make a difference to climate change
Leaders Apr 3rd 2021 edition

Human activity emits far less methane than carbon dioxide, but methane packs a heavier punch. Over the course of 20 years, a tonne of the gas will warm the atmosphere about 86 times more than a tonne of CO2. As a result methane, sometimes called carbon dioxide on steroids, is responsible for 23% of the rise in temperatures since pre-industrial times. Carbon dioxide gets most of the attention, but unless methane emissions are limited there is little hope of stabilising the climate.
人類の活動はメタンの排出は二酸化炭素ほど多くないが、メタンの効果はより大きい。20年に渡り、このガス1トンは大気の温度上昇させる力は二酸化炭素1トンより86倍もある。結果として、メタンは、ステロイド増強剤の二酸化炭素と呼ばれることがあるのだが、温度上昇の23%を産業革命以来の時期から占めている。二酸化炭素にばかり注目がいくが、メタンの排出を制限しない限り、気候を安定化する期待は薄い。

Unfortunately methane emissions have been anything but stable. After briefly stalling in the early 2000s, atmospheric concentrations of the gas started rising again in 2007. A global inventory, concluded last year, found that humans were largely to blame. Chief among the reasons for the rise are the gassy output of livestock farming (cows belch it), rice cultivation (soggy environments harbour micro-organisms that make it) and the fossil-fuel industry (pipelines and rigs leak it). Agriculture and energy each account for roughly one-third of annual methane emissions. China, America, Russia and other big energy producers and consumers are heavy polluters. Countries with lots of livestock produce a disproportionate share of farming-related emissions, too.
残念なことに、メタン排出は安定には程遠い。2000年前半に少しの間伸びは少なくなったが、メタンの大気中濃度は2007年から再び上昇した。世界の分布について昨年出た結果では、人類に責任があることが分かった。上昇理由の中で主要なものは、畜産業からのガスの排出、稲作(水田がメタンを生み出す微生物のすみかとなっている)、化石燃料産業(パイプラインや採掘装置から漏れ出している)。農業やエネルギー産業それぞれが3分の1ほどの年間メタン排出量を占めている。中国、アメリカ、ロシアなど大国のエネルギー産出国及び消費国が大きな汚染源だ。家畜の多い国も畜産関連の排出が他に比べて多くなっている。

現実的なEconomistですから、解決方法もまずはできそうなところから提案します。

That is entirely plausible. A big step would be to stop millions of tonnes of methane from leaking out of fossil-fuel infrastructure each year, through pipes with holes, leaky valves and carelessness. Natural-gas operators will be able to sell more gas in exchange for a moderate investment in monitoring and repairing leaks. The International Energy Agency, a global forecaster, estimates that 40% of methane emissions from fossil fuels, equivalent to 9% of all human methane emissions, can be eliminated at no net cost for firms. The harder task is to reduce emissions from agriculture, but even here farmers can draw on new ideas, including developing new forms of feed for livestock, and altering how rice is irrigated.
これは全くもっともなことだ。大きな一歩としては何百トンものメタンが化石燃料のインフラから毎年漏れ出すのを止めることだ。パイプに穴が空いていたり、バルブから漏れ出したり、不注意から起きている。天然ガス操業者はより多くのガスを売れるようになる。それほど多くない投資をモニタリングと漏れ補修に当てればいいだけだ。国際エネルギー機関は、国際的な予測を立てているところだが、化石燃料からの40%メタン排出、人によるメタン排出の9%に当たる、これを会社が実質的に費用負担することなく減らすことができると予測している。より大変なのは農業からの排出を削減することだが、この分野でも農家は新しいアイデアを採用することができる。家畜向けの新しいタイプの飼料を開発したり、稲作の灌漑方法を変更したりすることだ。

さすがEconomistだなと思っていたら、東京新聞の記事を見つけました。Economistの元ネタはここで紹介されている日本の研究ではないでしょうか。メタン=牛という考えしかなかったので、水田からもメタンが出ているとは思ってもみなかったのですが、対策を考えているんですね。

2021年2月20日 06時00分
 地球温暖化の原因となる温室効果ガスのうち、二酸化炭素(CO2)に次いで多いメタンの濃度が上昇しているのは、中国での石炭採掘増加や南、東南アジア地域の畜産業の発展が強く影響していることが、国立環境研究所などの研究グループの分析で分かった。(福岡範行)

課題の農業での排出抑制について、農林水産省は水田の水を抜く「中干し」期間を長くして空気が土中に入りやすくし、メタン発生を減らす取り組みを進める。

 「中干しが長くなると稲の生育が悪くなる」と心配する農家も多く、政府は21年度からモデル地域での実証研究を始める。

 牛のげっぷは、えさに不飽和脂肪酸カルシウムを混ぜると減らせるため、政府は同年度から酪農家の支援に乗り出す。

社説ではない記事はより詳しく説明してくれていて大変勉強になります。

Global warming
It’s the other greenhouse gas
Science & technology Apr 3rd 2021 edition

現実的で冷笑的なEconomistはビルゲイツのような野暮なお願いはしません。fashionable at the moment in rich countriesと冷めた評価ですね(苦笑)

Asking people to eat less meat and drink less milk, while fashionable at the moment in rich countries, probably goes against the Bismarckian principle of realism in the wider, middle-income world where discretionary spending is rising and diets are improving. But another option is to attack the methanogens themselves. This is now being investigated experimentally, to see if changing what the animals eat can damp down methanogenic activity.
人々に肉を食べる量や牛乳を飲む量を減らすようお願いするのは、先進国では今のところ流行しているものの、ビスマルクのリアリズムの原則に反するだろう。広く中所得国では自由に使える支出が増えており、食生活が改善しているからだ。別の方法はメタン細菌そのものに対処することだ。実験的に研究が進められているのは、飼料を変えて、メタン生成活動そのものを抑えようとすることが可能かの検証である。

よう考えるなという面白い研究を紹介しているのですが、Wiredの過去記事でそれに該当するものがありましたのでそちらを紹介します。

牛のおならとげっぷが、地球温暖化を加速させる──。突拍子もなく聞こえる説だが事実だ。牛1頭がげっぷやおならとして放出するメタンガスの量は、1日160〜320リットルにも上る。農場経営者にメタンガス排出の削減を義務づける法案も登場するなか、研究者たちは牛たちの「減ガス化」を目指して、海藻飼料から遺伝学まであらゆる可能性を探り続けている。
2019.01.09 WED 18:30

 

論説記事は立場を踏まえて読み解く

 

NBCが聖火リレーを批判したとニュースになりましたが、論説を書いたJules Boykoffはこれまでもずっとオリンピックに批判的でした。動画は昨年の日本での記者会見です。

Amid Covid fears, Tokyo Olympic Games' torch relay kicks off. It should be extinguished.The spectacle risks sacrificing public health on the altar of an Olympic tradition — one established by the Nazis, no less.
March 25, 2021, 5:30 PM JST
By Jules Boykoff, author of "Power Games: A Political History of the Olympics"

今までオリンピックに賛成していた人が意見を変えたのなら分かりますが、単なる反対意見が欲しいから彼の論説を利用したのではないかと思ってしまいます。



雑誌Economistの立場も明快で、民主制や自由貿易を支持しています。ですから、ある程度読まなくても内容は予測できてしまうのですが、難癖をつけるような論理展開はしていませんので、どのような例をあげながら主張しているのかを確認することは大切になります。

スエズ運河で大きくなりすぎたコンテナ船によって、改めてグローバル化した供給網にスポットライトが当たりました。半導体やコロナワクチンの供給をどのようにすべきかが問題になっている中、Economistは改めてグローバル化の重要性を社説で述べていました。

まあYutaがこの記事を読むきっかけとなったのはMessage in a bottleneckというmessage in a bottleという表現からのオヤジギャグ的なタイトルなんですが(苦笑)

Global supply chains are still a source of strength, not weakness
Resilience comes not from autarky but from diverse sources of supply
Mar 31st 2021

この社説でEconomistの立場を示しているところを抜粋してみました。国内優先する必要性をある程度認めていますが、あくまで例外的で民間主導のグローバル化された供給網の大切さを訴えています。

It makes sense for supply chains to be more robust. When national security is at stake, governments have a role in making supplies more secure. Yet the world must avoid a stampede back from globalisation that would not only cause great harm, but also create unforeseen new vulnerabilities.
供給網がしっかりとしないといけないのはもっともである。国家安全保障が問題になる場合、政府の役割は安全に供給することだ。ただ世界中でグローバル化から一斉に手をひくのは避けなければいけない。大きな害を及ぼすだけでなく、予期しない新たな脆弱性を生み出すだろう。

Against such a backdrop, governments have a role in securing supplies—but it is a limited one. They can support research and development, including for new energy sources. Beyond this, subsidies and domestic preference are justified only when a vital input relies on a monopoly supplier that is subject to potential interference by a hostile government. Some rare minerals fall into this category, hand-sanitiser does not.
このような背景では、政府の役割は供給の確保である。しかし、その役割は限定されたものだ。研究・開発を支援してもいいだろう。例えば新しいエネルギー源などにだ。これを超えて、補助金や国内優先が正当化されるのは、不可欠な物資が独占的なサプライヤーに頼っている場合だけだ。これは敵対的な政府から介入を招く恐れがある。レアメタルのいくつかのケースではこれに当てはまるが、手指消毒液は違う。

Self-reliance sounds safe, but politicians and voters must remember that their meals, phones, clothes and jabs are all the product of global supply chains.
自立と聞くと安心だが、政治家や有権者が忘れてはならないのは自分たちの食事、電話、服、注射は全てグローバルな供給網の賜物であることだ。

Resilience comes not from autarky but from diverse sources of supply and constant private-sector adaptation to shocks. Over time, global firms will adjust to even long-term threats, including tension between America and China and the effects of climate change, by gradually altering where they make fresh investments.
強靭性は自給自足ではなく、さまざまな供給源と予想外の出来事に対応する民間セクターの継続的な取り組みから生み出されるのだ。今後、グローバル企業は長期間の脅威にも対応していくだろう。例えば、アメリカや中国との緊張関係、気候変動の影響などだが、新規投資の場所を少しずつ変えていき対応するのだろう。

コンテナの本を読んだばかりだったので、Economistの主張に賛同してしまいます。外国からこんなに安く物が手に入るのはグローバル供給網のおかげなのですから。ただ、いつの時代も正論よりも聞き心地の良いスローガンに心を動かされやすいものですから。
 

芸術性は免罪符になり得るか

 
D W Griffith監督の映画The Birth of a Nationの影響を扱った論文をEconomistは紹介していました。キャンセルカルチャーを行き過ぎと見る方もこのような影響の大きさを考えると対策を取らざるを得ないのではないかと思わされます。下記の記事冒頭で引き合いに出されているLeni Riefenstahlは今もドイツでは禁止みたいですから。

How a racist film helped the Ku Klux Klan grow for generations
Lynchings rose fivefold after “The Birth of a Nation” came to town
MAR 27TH 2021

“Triumph of the will”, a Nazi propaganda film, proved how cinematographic innovation could spread evil. Yet long before Leni Riefenstahl filmed Hitler’s troops, an American motion picture tested the toxic power of the new medium.

In 1915 “The Clansman” opened in California. Soon re-titled “The Birth of a Nation”, it was the first film to use extras or a musical score, and among the first of feature length. One in ten Americans saw it.

映画The Birth of a Nationの問題性は過去のブログ記事でも取り上げています。暴力が起こったことはオックスフォードの解説でも触れてくれています。

(オックスフォード)
The Birth of a Nation 
a US silent film (1915) by D W Griffith. It tells the story of the American Civil War and the period of Reconstruction after it. Although it was a great success and influenced later films, it made the Ku Klux Klan seem good, and there was violence in several US cities when it was shown.

こちらが取り上げた論文のAbstractです。全文をダウンロードして読むこともできます。

Abstract:
This paper documents the impact of popular media on racial hate by examining the first American blockbuster: 1915’s The Birth of a Nation,  a fictional portrayal of the KKK’s founding rife with racist stereotypes. Exploiting the film’s five-year "roadshow", I find a sharp spike in lynchings and race riots coinciding with its arrival in a county. Instrumenting for roadshow destinations using the location of theaters prior to the movie's release, I show that the film significantly increased local Klan support in the 1920s. Roadshow counties continue to experience higher rates of hate crimes and hate groups a century later.

この映画と白人至上主義との影響関係をどのように測るのか。記事では2つの指標が紹介されていました。まずは上映後に私刑が増えたかどうか、二つ目はKKKの支部が増えたかどうか、です。

A new working paper by Desmond Ang of Harvard University unearths firm evidence of the film’s noxious impact. First, he studied how rates of racist violence changed when its jazzy “road show” came to town. On average, lynchings in a county rose fivefold in the month after it arrived.

Second, although the road show visited 606 counties, it skipped thousands more. This let Mr Ang test whether kkk chapters (“klaverns”) were particularly likely to sprout in places where the film was shown.

さらにショックなのは何十年経った今もその影響は有意だというのです。

The film’s effect on white-supremacist activity was just as durable as its impact on cinematography. Among otherwise similar counties, the chances of having an active klavern in 2000 were 18 percentage points greater in places on the road show’s itinerary than in those it passed over.

先ほどの論文は50ページ以上ある長いものなので、結論だけを読みました(苦笑)結論の前半はEconomistの記事が紹介していたものですが、ここからはメディアの影響を述べているところです。まずはa good argument can be made for D.W. Griffith’s The Birth of a Nation as the first American superhero movie, and the point of origin for all those capes and masks”とこの映画はスーパーヒーローものの原型を作り上げたものであるとしています。こういうステレオタイプは染み付いてしまっていて意識的に修正できないものなので厄介です。

These findings hold important insights for present discourse and highlight critical areas for future research. While much of the recent concern around “filter bubbles” and “echo chambers” is centered around selective exposure into polarized environments, my results point to the wide-ranging impact of popular entertainment media (Sunstein, 2001a,b, 2018; Pariser, 2011). Viewed from a modern perspective, the racist imagery permeating The Birth of a Nation may be so obvious as to border on harmless caricature. Yet, it is important to caution that many of the film’s underlying themes likely persist - if in subtler form - throughout movies and television today. As Alan Moore, creator of the Watchmen, recently observed, “a good argument can be made for D.W. Griffith’s The Birth of a Nation as the first American superhero movie, and the point of origin for all those capes and masks” which “save for a smattering of non-white characters...are still very much white supremacist dreams of a master race” (Sassaki, 2019). In this light, my findings highlight the continued need to assess the unintended consequences of even seemingly-innocuous forms of entertainment media (DellaVigna and La Ferrara, 2015).

次はこのような考えを広めてしまうメディアの役割です。目新しいものではないですが、トランプを面白がっていたら大統領になってしまったことを考えるとメディアの伝播力の強さは侮れないです。

More pressingly, this paper’s findings demonstrate the power of media to propagate extreme movements and ideologies. The Reconstruction-era KKK was a fringe organization, one that operated largely in secrecy in a handful of Southern states. Yet through The Birth of a Nation, a fictionalized version of the Klan was introduced to millions of Americans across the country, leading to the rebirth of the Ku Klux Klan on a scale far larger than had ever existed before. While the media landscape has changed considerably over the past hundred years, this same arc is reflected in the spread of modern extremist groups like QAnon from obscure online forums to mainstream media outlets and ultimately to the halls of Congress (Rosenberg, 2020). Better understanding the role of media in fueling this rise may be critical to on-going policy discussions around content moderation in government and the private sector.

芸術性は別に考えるべきだなんて分かったようなことを語る自分がいましたが、ドイツのように禁止措置を取らなくてはいけない必要性を理解できたような気がします。
 

Just One World Plastics

 
プラスチック廃棄物の問題は特に目新しい問題ではありませんが、今週のEconomistがまとめてくれていました。マイクロプラスチックの問題だけでなく、1月に中国がプラスチックごみの輸入を禁止したり、EU委員会がプラスチックのリサイクルを核に据えた戦略を発表したことを受けてのようです。

The environment
So far, it seems less bad than other kinds of pollution (about which less fuss is made)
Print edition | International
Mar 3rd 2018

MR MCGUIRE had just one word for young Benjamin, in “The Graduate”: plastics. It was 1967, and chemical engineers had spent the previous decade devising cheap ways to splice different hydrocarbon molecules from petroleum into strands that could be moulded into anything from drinks bottles to Barbie dolls. Since then global plastic production has risen from around 2m tonnes a year to 380m tonnes, nearly three times faster than world GDP.

Unfortunately, of the 6.3bn tonnes of plastic waste produced since the 1950s only 9% has been recycled and another 12% incinerated. The rest has been dumped in landfills or the natural environment. Often, as with disposable coffee cups, drinks bottles, sweet wrappers and other packets that account for much of the plastic produced in Europe and America, this happens after a brief, one-off indulgence. If the stuff ends up in the sea, it can wash up on a distant beach or choke a seal. Exposed to salt water and ultraviolet light, it can fragment into “microplastics” small enoughto find their way into fish bellies. From there, it seems only a short journey to dinner plates.



映画『卒業』の有名なシーンjust one world, plasticsから書き始めるケースは以前このブログでも取り上げました。現在のAIみたいな地位をかつてはプラスチックも占めていたのでしょうか。

I just want to say one word to you. Just one word.
Yes, sir. 
Are you listening?
Yes, I am.
Plastics.
Exactly how do you mean?
There’s a great future in plastics. Think about it. Will you think about it?
Yes, I will.
I've said. That's a deal.

このエピソードはプラスチックを扱う時にはキャッチとしてよく使われるようで、ネット検索でマイクロプラスチックを取り上げているところでもありました。

Lloyd Singleton, Extension Agent II

In the 1967 classic film, “The Graduate”, a conversation between young Ben and Mr. McGuire goes like this: “I want to say one word to you. Just one word.” “Yes, sir.” “Are you listening?” “Yes, I am.” “Plastics.” “Exactly how do you mean?” “There’s a great future in plastics. Think about it. Will you think about it?”

So, 50 years later, and plastics are ubiquitous in our everyday life. But not without an environmental impact, “microplastics”. Almost too small to notice, the term generally refers to pieces of plastic that are smaller than 5 mm in size, or about 2/10 of an inch. Microplastics can be found throughout the world’s ocean and coastal habitats—from surface waters to deep sea sediments, as well as in the stomachs of a variety of marine life—from plankton to whales.

Economistの記事に戻りますが、EU委員会の発表やリサイクル率の調査研究はいずれもネットで公開されています。EUの発表も中国が廃棄物の受け入れをしないということとセットで考えれば、新たな規制でイニシアチブを取ろうというよりも廃棄物処理問題が切実だからかもしれません。



Economistではプラスチック廃棄の問題は新しいものはマイクロプラスチックの懸念であるが全容はわかっていないと慎重な書き方をしています。



The perception of plastics as ugly, unnatural, inauthentic and disposable is not new. Even in “The Graduate” they symbolised America’s consumerism and moral emptiness. Visible plastic pollution is an old complaint, too (years ago, plastic bags caught in trees were nicknamed “witches’ knickers”). What is new is the suspicion that microplastics are causing widespread harm to humans and the environment in an invisible, insidious manner. “Blue Planet 2”, a nature series presented by Sir David Attenborough that aired in Britain last October and in America in January, made the case beautifully. But the truth is that little is known about the environmental consequences of plastic—and what is known doesn’t look hugely alarming.

新技術などにはすぐ飛びつくEconomistですが、こういう問題では最後まで慎重な姿勢を崩すことはありませんでした。

Plastic pollution “is not the Earth’s most pressing problem”, in the words of one European official. But, he immediately adds, just because plastics may not be the biggest problem facing humanity does not make them trouble-free. As scientists never tire of repeating, more research is needed. It is the absence of evidence about how plastics influence health rather than evidence of absence that explains their bit part in the Lancet Commission report, says Philip Landrigan of the Icahn School of Medicine in New York, who chaired it.

2000語を超える記事ですがよくまとまっていますので、精読すれば英検対策のネタとしても有効活用できると思います。
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