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Uncharted Territory

自分が読んで興味深く感じた英文記事を中心に取り上げる予定です

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New Yorker編集長の著作が翻訳

 
オバマブームは終わってしまっていますし、あの厚い本がまさか翻訳されるとは思いませんでした。白水社はなかなか渋いことをやってくれますね。自分は英語で読みましたとプチ自慢させてもらいますが、600ページに及ぶ本なので日本語で読んでしまった方がいいかもしれません。


懸け橋(ブリッジ)(上): オバマとブラック・ポリティクス懸け橋(ブリッジ)(上): オバマとブラック・ポリティクス
(2014/11/27)
デイヴィッド・レムニック

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(アマゾン紹介文)
血の日曜日事件、ジョンソンの決意、そしてキング牧師の涙──公民権運動から半世紀。アフリカン・アメリカン出身の大統領の来歴を、建国以来のブラック・ポリティクスに位置づける!

「今後三十年か四十年で、ニグロが、私の兄と同じく、合衆国大統領の地位に就くのは疑いのないところだ。」ロバート・F・ケネディ(1961年5月27日、ボイス・オブ・アメリカ)
「バラク・オバマはセルマの橋の最後にやってきた者だ。」ジョン・ルイス(ワシントンDC、2009年1月19日)

デイヴィッド・レムニック David Remnick
1958年生まれ。米プリンストン大学卒業後、1982年にワシントン・ポスト紙へ。運動記者を経て、1988年から四年間、同紙モスクワ特派員を務める。1992年にニューヨーカー誌の記者に転じ、1998年同誌編集長に就任、現在に至る。『レーニンの墓 ─ ソ連帝国最期の日々』(白水社)でピュリツァー賞を受賞したほか、『モハメド・アリ ─ その闘いのすべて』(阪急コミュニケーションズ)がタイム誌the top of nonfiction bookに選ばれるなど、現代アメリカを代表するノンフィクション作家として君臨している。


「バラク・オバマはセルマの橋の最後にやってきた者だ。は英語ではBarack Obama is what comes at the end of that bridge in Selmaで、that bridge in Selmaとは1965年の血の日曜日事件のことを指しているのでしょう。

ちょうど来年初めにSelmaという映画が公開されるようで、予告編に橋の場面もありますね。本のタイトルのBridgeはセルマの橋だけではなく、日本語のタイトルにあるようなさまざまな「懸け橋」の意味も込めてのことでしょう。



題材が題材なだけに日本ではこの映画は話題にならずにスルーされてしまいそうですが、Ferguson Isn’t Selma.というオバマのインタビューにあったように現在進行形の問題をはらんでいます。



デイヴィッド・レムニックはNew Yorkerの編集長を務めながらも、自らも海外に赴き、最近でもイスラエルやロシアについて書いています。

Letter from Jerusalem NOVEMBER 17, 2014 ISSUE
The One-State Reality
Israel’s conservative President speaks up for civility, and pays a price.

BY DAVID REMNICK

Letter from Moscow AUGUST 11, 2014 ISSUE
Watching the Eclipse
Ambassador Michael McFaul was there when the promise of democracy came to Russia—and when it began to fade.

BY DAVID REMNICK

英語教師になるならともかく、学習法、文法、資格どまりで終わりにしないで、New Yorkerぐらいの記事は読めるようになっておきたいですね。
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