Posted at 2013.03.20 Category : 未分類
![]() | ライトハウス英和辞典 第6版 (2012/10/20) 竹林 滋、 他 商品詳細を見る |
ライトハウス英和辞典 <第 6 版>
基礎の確認から入試対策まで。発信にも役立つ学習英和
2012年10月24日刊行
前回紹介させていただいた『ライトハウス英和辞典 <第 6 版>』を入手できたので、少し詳しく紹介させていただきたいと思います。<第 6 版>で新規追加された下記の囲み記事がとてもよくできています。
New! 「コミュニケーションの鍵――ポライトネス」
相手との関係や状況に応じた“丁寧で適切な英語”を使うためのヒントを、豊富な用例とともに解説。
May I …?の申し出表現としては以下のように囲み記事の説明がありました。使う場面が分かれば自ら発信するときに役立ちます。
改まった場面で丁寧に申し出をするときに使われる。店員などが仕事上で使うことが多いが、日常会話であまりよく知らない人に対して使うこともある。
この囲み記事がいいのは具体例も豊富なところです。
(劇場で)”May I show you to your seat, ma’am?”
“Yes, please. Thank you.”
(機内で)”Sir, may I offer you aother cup of tea?”
“No, thanks.”
(招待客に)”May I offer you something to drink?”
“Yes, thank you. Do you have white wine?”
May I …?に関しては、TOEICでも店員の定番表現のHow may I help you?があったりと店員から客への場面で使われていましたし、How may I direct your call?やMay I take a message?のように電話の取り次ぎが多かったです。
さらにshallの項目では申し出のさまざまなバリエーションを紹介してくれています。
申し出をする際は、一般に次の表現がよく使われる。上のものほど直接的で、下のものほど間接的な言い方。
(1) I’ll …, Let me …
(2) Can [Could] I … (for you)?
(3) Shall [Should] I …? 《格式》May I …?
(4) Do you want me to … ?
(5) Would you like me to …?
TOEICでもDo you want me to … ?やWould you like me to …?が登場しています。TOEICでは丁寧な表現が使われることが多いのが見て取れますね。
この囲み記事を読んでおくとTOEICでの使われ方をよりよく理解できると思います。助動詞shouldの囲み記事では以下のようにありました。
助言・提案の表現
(1) You [We] should…は直接的な助言や提案の表現。相手がその助言・提案を受け入れる可能性が高い場合に使うことが多い。
“Do you think this book is worth reading?”
“Yes, it’s a very helpful book. You should read it.”
TOEICでは何かの手順、指示を伝えるときにYou shouldが使われることが多かったです。
Where can we get copy toner?
- You should ask George.
口調を和らげるなどの説明があるのも助かります。
(2) 断定口調を和らげるたにmaybe, perhaps, probably, I think, I believe, I guessなどを文頭につけることが多い。
これに関しても公式問題集ではprobablyやI thinkを使った例がありました。
You should probably take the bus. A taxi will be expensive.
- That’s’ what I’m planning to do.
表現のバリエーションの説明も助かりますね。
(3) 助言する際には主に次の表現がよく使われる。上のものほど直接的で、下のものほど間接的な言い方。
(1) You should [ought to] …
(2) How about doing?, Why don’t you …?
(3) (If I were you, ) I would …
(4) You could … , It might be better to …
(5) You might want to …, It might be an ideat to …
「You should = 助言」とがっちがちに教えるのではなく、以下のようなバリエーションも丁寧に説明してくれるのが好感が持てます。
相手にとって望ましいこと・楽しいことを積極的に勧めたり、誘うときに使う表現。相手が断らないことが予測できる場合の強い言い方。
You should try this cake. It’s really delicious.
こういうのも普通に使われそうですよね。例えば以下のように東京観光でのお勧め場所を伝えている文がありました。こういう感じならTOEICでも出そうです。
I think in addition to your must-see sights, you should also visit the Skytree, Harajuku, Roppongi hills
一点付け加えるならば、助言や提案をする場合は理由を付け加えることが多いことです。
You should sign up now. There's only three spots left.
オフィス用語の例文などが薄いので、そこが残念なところなんです。TOEIC的には頻出表現ともいえるreimbursementやrescheduleなどは語義は載っていますが、例文はありません。でも、相変わらず問題の周りをグルグル回っている教材が大半を占めていますから、TOEICで使われている文のニュアンスが分からない人にはこの辞書はお勧めできます。研究社さんは対策本を出すのなら、TOEIC向け辞書を真剣に作って欲しいです。辞書を作成できる出版社なんて数えるほどしかないのですから、研究社さんにしかできないことをやってほしいですよね。
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