fc2ブログ

Uncharted Territory

自分が読んで興味深く感じた英文記事を中心に取り上げる予定です

RSS     Archives
 

エッセイを読もう

 

Across the Pond: An Englishman's View of AmeicaAcross the Pond: An Englishman's View of Ameica
(2014/05/19)
Terry Eagleton

商品詳細を見る


ちょうどイギリスと日本とを比較したブリットンさんのエッセイとアメリカとイギリスとを比較したテリーイーグルトンのエッセイを読んだことの簡単な報告です。

英語学習を続けていると語彙や文法、構文などは分かったけど、なんかニュアンスがつかめない、状況が思い浮かべないということに何度も遭遇します。これは、往々にして文化や背景知識を共有していないことが原因だと思います。そのようなことを学ぶには、文化の違いを取り上げたエッセイを読むのが一番でしょう。もちろん、作者のバイアスというのもあるでしょうが、視点の違いを学べるのはありがたいものです。

あとはエッセイなので気軽に読み進めることができるという利点もあります。ブリットンさんのエッセイは1976年の『ワルツと囃子』だったので古い部分もありますが、そうか!という部分もたくさんありました。ブリットンさんはハープを演奏されるそうなのでそれについて触れていたところです。

アイリッシュ・ハープをひく私にとっては、日本に住むことはとてもありがたいことです。なぜなら、日本では、竪琴というものからは少しも死んだ人を連想しないからです。
西洋では、昔の宗教の絵には必ず天使がいて、その天使はたいがい小型のハープをひいています。そこからきたのではないかと思いますが、悪いことをしないかぎり、人は死ぬと天国へ行って天使になりハープをひく、というイメージ伝統的にあるのです。マンガにもよくでてきます。マンガで、死んだ人が描かれるときは、空の雲の上にのって白い寝巻着のようなものを着て、必ず小さいハープをひいています。ですから、小型のハープを見ると、西洋人はすぐ死んだ人のことを思うのです。


以下のリンク先にハープ関連のCartoonがありますが、ブリットンさんの指摘通りのイメージがほとんどを占めています。言われてみるとおなじみのイメージでした。

ハープのCartoon検索結果

WikipediaのHarpの項目で以下のような説明がありました。

(Wikipedia)
Religious
In the context of Christianity, heaven is sometimes symbolically depicted as populated by angels playing harps, giving the instrument associations of the sacred and heavenly.


ジーニアスのharpでは以下のような説明がありました。

harp
ハープ、竪琴<「天国」「天使」を連想させる;またIrelandの象徴>


ルミナス、ウィズダム、プログレッシブなどには「「天国」「天使」を連想させる」という部分がなかったので、harpに関してはジーニアスが丁寧と言えそうです。このような文化比較項目はオックスフォードやケンブリッジでは説明していませんので、英和学習辞典が独自に頑張ってもらいたいです。

一方のイーグルトンはアメリカとイギリスの比較というよりは、アメリカの悪口とも言えなくはありません。最初にアメリカ人の友人は多いという言い訳をしていますが。。。ちょうどこの本を出した時にウォールストリートジャーナルに寄稿していたので本の雰囲気は掴んでいただけると思います。

Sorry, but Do You Speak English?
The bottom line about our linguistic divide may be scary, but let's not, like, get blown away by it

By TERRY EAGLETON
June 21, 2013 8:51 p.m. ET

Americans tend to say "Excuse me" when they accidentally get in your way, while the British say "Sorry." Americans say "Excuse me" even when they are 10 paces away from you, since they are accustomed to a lot more space than we are in Europe. One knows one is back in the U.K. when everyone is constantly saying sorry for no reason whatsoever.

アメリカ人は率直で、やたらポジティブで、やたら大げさといった感想は日本人でもうなずけると思います。下記のWSJではありませんがアメリカ人が現在形を使いたがるのはPerhaps this reflects a present-oriented society.と本では書いていました。イーグルトンは最近自己啓発について書いたりして、すっかり俗になった印象ですね。

People in Britain do not usually say "I appreciate it," have a hard time, zero in, reach out to other people, stay focused, ask to be given a break, refer to the bottom line or get blown away. The word "scary," as opposed to "frightening" or "alarming," sounds childish to British ears, rather like talking about your buttocks as your bottie. Brits tend not to use the word "awesome," a term which, if it were banned in the States, would cause airplanes to fall from the sky and cars to lurch off freeways.
(中略)
Americans tend to lapse into the present tense when speaking of the past much more commonly than Brits do. "I'm in the kitchen and there's this terrific bang and I dive under the table" is distinctively American. Perhaps the British rate the past more highly than their trans-Atlantic cousins. People in Britain might call children kids, but not in newspaper headlines or on television news. Americans tend to prefer the ugly monosyllable "kids" to the rather beautiful word "children," seemingly content to regard their offspring as small, smelly goats.


ありがたいことに、NHK講座でのエッセイMy Humorous JapanやAmerican Pie、アルクEnglish Journalでのケイヘザリさんのエッセイなどたくさん面白いものが出ています。英文のニュアンスがつかめないと悩んでいる方はこういったエッセイをたくさん読むといいかもしれません。
スポンサーサイト



Comment


    
プロフィール

Yuta

Author:Yuta
FC2ブログへようこそ!




最新トラックバック



FC2カウンター

検索フォーム



ブロとも申請フォーム

QRコード
QR