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Uncharted Territory

自分が読んで興味深く感じた英文記事を中心に取り上げる予定です

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改めて「入門ビジネス英語」はいい!

 
4月号の柴田先生はインタビューで以下のように語ってらっしゃいました。TOEICと基本的に同じ考えをもっていらっしゃいます。

 国際ビジネスをしていくなかで大切な点は「世界標準の英語表現」を使うことです。ビジネスの現場にいらっしゃる方は、ネイティブスピーカーよりも、英語を母語としないノンネイティブとのコンタクトのほうが多いと実感している方も少なくないのではないかと思います。英語圏の国であったとしても、その話し相手が英語を母語とする人とは限りません。
 こうした状況でどんな英語を話すべきか。それは、ミーティングやプレゼンテーションに集まった関係者や聴衆によって決まってきますが、基本的にはplain English(わかりやすい英語)を話すことが求められます。
 ですから本講座では、英米文化を学ぶための英語ではなく、それこそビジネスコミュニケーションの道具(ツール)としての英語を学んでいきます。


先生は大切な点を以下のように3点あげています。

1つ目は、相手に何としても伝えるという熱意や気迫を持って英語を話すこと
2つ目は、プレゼンテーション、ミーティング、交渉といった場面でのコミュニケーションスキルをみがくこと。
3つ目は、グローバルな視点を持つこと。


「受験英語は役立たない」とまでの極論をいうつもりはありませんが、仕事で英語を使う社会人が最初に取り組むべきものか、という問題意識は重要でしょう。もし仕事で英語を使うなら、TOEICを最初のステップとすることをYutaは進めたいと思っています。

「入門ビジネス英語」の良いところは、コミニケーションを取る上での大切なことやさりげなく以下のようなビジネス動向を盛り込んでくれているところでしょうか。

ボスポラス海峡横断鉄道トンネル貫通

中国人爆買いの次は「ハラール」対応?巨大ムスリム市場獲得なるか
2015/04/14 in ZUU TOPICS, ニュース, 経済

入門ビジネス英語を学習することで、TOEICへの即効性を期待できないかもしれません。しかし、TOEIC対策書はビジネス的な話はおろそかになりやすいですから、この講座で状況や使い方を深く理解することで、TOEICの理解力も深まることでしょう。

例えば4月号のテーマは「ネットワークを広げる」で、英語だとNetworking in an Effective Wayでした。TOEICでもnetworking skillsが登場しています。

Mr. Vance concluded that more emphasis should be placed on networking skills.

Networkという動詞は英語でもパーソナルではなく、仕事上の関係作りのニュアンスのようです。

(オックスフォード)
network verb
[intransitive] to try to meet and talk to people who may be useful to you in your work
Conferences are a good place to network.


(ケンブリッジビジネス)
network verb (MEET PEOPLE)
› [I] to meet people who might be useful to know, especially in your job:
I don't really enjoy these conferences, but they're a good opportunity to network.


また、4月号のテキストでHow’s business?と聞いて、Overall, demand has been increasing. と答えた相手に対して、以下のように答えていました。

It sounds like you have a bright future ahead.

先日紹介したTOEICパート7のANS Mattersの社内報で新しく入ったDirectorを紹介するところの締めで以下のように語っています。

Says Vargas, “Dr. Christal has a bright future here. We are lucky to have him.”

相手にYou have a bright future.ということは、決まり文句的な返しの一つであることがわかりますね。

柴田先生はPlain Englishを心がけているとおっしゃっていますが、それでもTOEICには登場しないであろうイディオム表現が使っています。

The project is on track.
プロジェクトは順調です。

Off the top of my head, I can think of five or six different routes.
思いつくままに言うと、確かに5つか6つのルートがあるはずです。


別に柴田先生を批判するつもりはなく、よく使われるものは使ってもいいのではYutaも感じます。ただ、TOEICは「世界標準の英語表現」を意識してイディオム表現の使用を控えているのかもしれません。

きっと柴田先生が初学者向けのテキストに盛り込んだということはよく使われるということでしょう。例えば、steep learning curveなんて表現も取り上げていました。このブログでもApple Watchを紹介する記事で取り上げました。

Steep learning curve
Jun A steep learning…?
Louise A steep learning curve. It means I need to learn a lot in a short period of time. My job involves discussing public relations strategy with relevant departments. So I need to know about my company’s activeties.


柴田さんも「短期間でたくさんのことを学ばなくてはいけない」という用例で使っていたのでホッとしています(笑)「険しい学習曲線」といういかめしい日本語だと想像できませんが、短期間でいろいろやること、覚えることがあった状況の時に使えそうですね。っていうか、ビジネスではそんなことばかりだから、このような表現が広まっているのでしょう(苦笑)

久しぶりにテキストを開いてみて、改めて入門ビジネス英語はとてもためになる講座だなと思いました。
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Comment

NHKラジオ

Yutaさん、こんにちわ。
実は今春からラジオを録音できるICレコーダーを買い、入門ビジネス英語、実践ビジネス英語、攻略!英語リスニングを聞いています。入門ビジネス英語は負荷が少なく、1度聞いてちょこっと気になるところをテキストで確認しています。運用されている語彙はおそらく英検2級程度(TOEIC600~730)なんですが、とにかく語彙の選定が素晴らしいですね。on trackや個人的にはwonderを使ったI was wondering if you cuold help me.など、ALTに依頼するときにまず使ってない表現だな~ととても勉強になりました。講師の柴田先生とハンナ・グレース先生のやりとりもどういう振る舞いや意識でビジネスに取り組んでいるかという点で勉強になります。
実はアメリカで日本のEテレをホストファミリーの方(日本人で米で日本語を教えている妻と米人で米で日本語を教えている夫)が進めてくれて、大西先生のしごとの基礎英語を見ていて、帰国してから“改めて”NHKのテキストを見てたら内容の充実さに感嘆しました。攻略!英語リスニングも英検1級のリスニングの問2の対策になりますし、なにより音声変化の勉強になります。実践ビジネス英語は私には少し高度で一度聞いただけでは理解できませんが、今の世界のビジネスの舞台が垣間見れて勉強になります。
余談ですが、Yutaさんのブログで知ったTIME100人は毎年チェックするようになったのですが、今年の日本人の一人がこんまりでビックリしました。また以前に、一足早く読める“The Buried Giant”の紹介をしていましたよね?早速、とりあえず翻訳版を買い読んでいます。“Never let me go”にもはまったので読むのが楽しみです。過去にYutaさんのブログで学んだことが今になっていろいろとつながってきてとても楽しいです。素晴らしい記事を書き続けて下さり感謝しています。

2015.05.10 | k2[URL] | Edit

Re: NHKラジオ

K2さん、こんにちは。
コメントありがとうございます!ありがたいお言葉をいただきとても励みになります。
NHK講座は本当に素晴らしいですよね。自分は実践ビジネス英語が「やさしいビジネス英語」というタイトルの頃に特に熱心に聞いていました。おっしゃるように内容も高度なので当時もやさしくないという評判でしたね(苦笑)攻略リスニングは、歴史、文化、科学とバランスもとれていてまさに英検向けですよね。
社会人の英語はとりあえずは「入門ビジネス英語」レベルで十分だと思っています。I was wondering if you could help me.についてはI wonder/I’m wonderingとの比較もあるのでわかりやすいですね。ただ、それを自然に口に出るくらいの運用力にまで高めないと会議やプレゼンになかなか参加できないのではないかと思います。ですから、安河内先生が積極的に取り組まれているアウトプットを重視する方向性は賛成です。
一方で、強制はできないんですが、いろいろ深く広く知ることも重要だと思っています。マザーグースの音の楽しさを教えてもらったのもNHKラジオ講座の上級基礎英語でした。全体を俯瞰する、方向性を理解する、といったことは年齢が上がれば上がるほど重要になってきます。すぐに成績となって表れる部分ではないのでおろそかにされがちですが、k2さんがお忙しいだろうに実践してくださっていて嬉しく思います。
TIME100でのKonmariさんって、マーサスチュアートが抜けた穴を埋めただけだろうぐらいにしか思っていなかったのですが、Youtubeでもイタリア語やフランス語での動画もあって世界的な流行を感じました。
イシグロの新作もNever let me goと同様に読後に考えさせられるものになっています。同じく土屋さんが訳されていますが、400ページ近くをあれだけの短期間で翻訳されてさぞ大変だったでしょうね。自分は今月末にカズオイシグロのNocturnesを原作にした舞台「夜想曲集」を観に行く予定ですと、ちょっと自慢させてもらいます(笑)

2015.05.10 | Yuta[URL] | Edit

    
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