Posted at 2015.07.29 Category : 未分類
「話し言葉の特徴」というエントリーで、標準的な疑問文は会話では少ないという話がありました。言われてみれば、「趣味は何ですか?」というとお見合いみたいな感じを抱くのもそれだけこのような疑問文が使われる機会が限られている証拠かもしれません。
ただTOEICの場合、パート2の印象が強いので疑問文はありふれているような気がしてしまいますよね。
11 . Did you make a dinner reservation?
1. (A) I prefer fish .
2. (B) Flight 261 to Osaka .
3. (C) Yes, it’s at 7 o’clock .
12 . Who takes the packages to the post office?
1. (A) Turn left at the corner .
2. (B) Martin usually does it .
3. (C) No, I didn’t .
とりあえずパート3での最初の会話で疑問文がどれだけ使われているか、韓国のETS教材600対策と750対策に収載されている模試4セット分を見てみました。結果は以下の通り。
パート3の最初の会話 疑問文がある 50%
疑問文の使われる位置 冒頭にある 20% 締めにある 80%
通常の疑問文が使われているのはおよそ半数で、その中でも付加疑問文や依頼が多く、指摘の通り、標準的な疑問文は少なかったです。
疑問文が冒頭にあるというのは以下のようなものです。冒頭にあると言っても名前で呼びかけてワンクッションおいています。
Geraldine, have you seen the magazine that I left here on the table at lunchtime? There was a listing that I wanted to have another look at.
(Geraldine、ランチのときにこのてーブルに置いておいた雑誌を見なかった。もう一度確認しておきたいリストがあったの)
他の例でも、Excuse me, Marvin.とかHi, Gordon.とか、必ず呼びかけがあることには注意しておきたいです。ただ、このようにいきなり質問をするケースでは同僚同士の会話に限られます。客と店のスタッフのような初対面同士の場合には、自己紹介と事情説明がまず行われるので、いきなり質問するようなケースはまれということでしょうか。
さて8割を占めた、会話の最後に疑問文があるケースですが以下のように、疑問点を聞くよりも、確認したり、依頼したりすることが多いです。
(付加疑問文で確認)
Look at our workshops’ enrollments. “Planting Vegetable Gardens” and “Design your Own Balcony Garden” are both full. We don’t have any more outdoor space here at the garden supply center to offer more, do we?
(ワークショップの登録を見てみて。「野菜農園を植える」と「バルコニー庭園をデザインしよう」の二つが満席になっている。ガーデンサプライセンターの野外スペースにはもう提供できる余地はないよね)
(否定疑問文で確認)
Well, here we are at Tio Café. The restaurant looks so crowded. Shouldn’t we have made reservations?
(Tio Caféに着いたけど、レストランはすごく混んでいるようだ。予約をしなくてよかったの)
(依頼のケース)
Excuse me, I received this T-shirt as a Christmas gift a week ago, but I’m afraid there’s a hole in the shoulder. Would it be possible to exchange it for another one?
(すみません、1週間前にクリスマスの贈り物でTシャツを受け取ったのですが、肩に穴があいていました。別のものに交換していただけますか)
それでは一方の疑問文のない場合はどのようになっているか。こちらは、問題点もしくは要望を説明するケースがほとんどです。
(問題点の説明)
Hi, I checked in about 20 minutes ago. I set up my laptop on the desk by the room’s coffeemaker, but I can’t connect to the Internet. Each time I try, the screen just shows your hotel’s logo and freezes.
(すみません、20分前にチェックインしたものです。部屋のコーヒーメーカーのそばにある机でラップトップをセットしたのですが、ネットに接続できません。何度やっても、ホテルのロゴが出て、フリーズしてしまうのです。)
Hi, I’m calling because I’m trying to renew my subscription to your magazine, Best Journeys, but I’m having trouble with your Web page. When I click “submit,” I get an error code.
(もしもし、お電話差し上げたのは、Best Journeysという雑誌の購読を更新したいからです。でも、ウエブサイトで問題が起きてしまっています。「送信」を押すたび、エラーメッセージが出てしまうのです)
(要望の説明)
Good afternoon. I’m calling to inquire about airing some advertisements on your radio station. My company is opening a new retail store in your local area.
(こんにちは。問い合わせたいことがありお電話しています。ラジオ局で広告を流すことについてなんですが、弊社では地元に新規出店するところなんです)
Hi, my name is Maria Soto, and I run a hair salon in the downtown area. To grow my business, I’d like to have a Web site built. I like your company’s work, and if possible I’d like to meet up and discuss this more.
(こんにちは、Maria Sotoと申します。中心部でヘアサロンを開いています。事業を拡大するため、ウエブサイトを開設したいのです。御社の作品が気に入っていますので、可能ならばお会いして詳細を相談したいのですが)
例えば、I can’t …のようにあれば問題を抱えていることを伝えている=助けを求めているというニュアンスになりますね。パート2の平叙文が苦手な人はまずパート3を丁寧に読み込むことから始めるのが、ニュアンスを掴むためにもいいかもしれませんね。
改めて確認してみて、思った以上に疑問文が使われていないことを意識しました。もちろん学習の順番としては、暗記などをして素材を身につけることに時間を費やした方がいいでしょうけれども、このような流れを丁寧に把握すればアウトプットにも活かせるようになりそうです。
ただTOEICの場合、パート2の印象が強いので疑問文はありふれているような気がしてしまいますよね。
11 . Did you make a dinner reservation?
1. (A) I prefer fish .
2. (B) Flight 261 to Osaka .
3. (C) Yes, it’s at 7 o’clock .
12 . Who takes the packages to the post office?
1. (A) Turn left at the corner .
2. (B) Martin usually does it .
3. (C) No, I didn’t .
とりあえずパート3での最初の会話で疑問文がどれだけ使われているか、韓国のETS教材600対策と750対策に収載されている模試4セット分を見てみました。結果は以下の通り。
パート3の最初の会話 疑問文がある 50%
疑問文の使われる位置 冒頭にある 20% 締めにある 80%
通常の疑問文が使われているのはおよそ半数で、その中でも付加疑問文や依頼が多く、指摘の通り、標準的な疑問文は少なかったです。
疑問文が冒頭にあるというのは以下のようなものです。冒頭にあると言っても名前で呼びかけてワンクッションおいています。
Geraldine, have you seen the magazine that I left here on the table at lunchtime? There was a listing that I wanted to have another look at.
(Geraldine、ランチのときにこのてーブルに置いておいた雑誌を見なかった。もう一度確認しておきたいリストがあったの)
他の例でも、Excuse me, Marvin.とかHi, Gordon.とか、必ず呼びかけがあることには注意しておきたいです。ただ、このようにいきなり質問をするケースでは同僚同士の会話に限られます。客と店のスタッフのような初対面同士の場合には、自己紹介と事情説明がまず行われるので、いきなり質問するようなケースはまれということでしょうか。
さて8割を占めた、会話の最後に疑問文があるケースですが以下のように、疑問点を聞くよりも、確認したり、依頼したりすることが多いです。
(付加疑問文で確認)
Look at our workshops’ enrollments. “Planting Vegetable Gardens” and “Design your Own Balcony Garden” are both full. We don’t have any more outdoor space here at the garden supply center to offer more, do we?
(ワークショップの登録を見てみて。「野菜農園を植える」と「バルコニー庭園をデザインしよう」の二つが満席になっている。ガーデンサプライセンターの野外スペースにはもう提供できる余地はないよね)
(否定疑問文で確認)
Well, here we are at Tio Café. The restaurant looks so crowded. Shouldn’t we have made reservations?
(Tio Caféに着いたけど、レストランはすごく混んでいるようだ。予約をしなくてよかったの)
(依頼のケース)
Excuse me, I received this T-shirt as a Christmas gift a week ago, but I’m afraid there’s a hole in the shoulder. Would it be possible to exchange it for another one?
(すみません、1週間前にクリスマスの贈り物でTシャツを受け取ったのですが、肩に穴があいていました。別のものに交換していただけますか)
それでは一方の疑問文のない場合はどのようになっているか。こちらは、問題点もしくは要望を説明するケースがほとんどです。
(問題点の説明)
Hi, I checked in about 20 minutes ago. I set up my laptop on the desk by the room’s coffeemaker, but I can’t connect to the Internet. Each time I try, the screen just shows your hotel’s logo and freezes.
(すみません、20分前にチェックインしたものです。部屋のコーヒーメーカーのそばにある机でラップトップをセットしたのですが、ネットに接続できません。何度やっても、ホテルのロゴが出て、フリーズしてしまうのです。)
Hi, I’m calling because I’m trying to renew my subscription to your magazine, Best Journeys, but I’m having trouble with your Web page. When I click “submit,” I get an error code.
(もしもし、お電話差し上げたのは、Best Journeysという雑誌の購読を更新したいからです。でも、ウエブサイトで問題が起きてしまっています。「送信」を押すたび、エラーメッセージが出てしまうのです)
(要望の説明)
Good afternoon. I’m calling to inquire about airing some advertisements on your radio station. My company is opening a new retail store in your local area.
(こんにちは。問い合わせたいことがありお電話しています。ラジオ局で広告を流すことについてなんですが、弊社では地元に新規出店するところなんです)
Hi, my name is Maria Soto, and I run a hair salon in the downtown area. To grow my business, I’d like to have a Web site built. I like your company’s work, and if possible I’d like to meet up and discuss this more.
(こんにちは、Maria Sotoと申します。中心部でヘアサロンを開いています。事業を拡大するため、ウエブサイトを開設したいのです。御社の作品が気に入っていますので、可能ならばお会いして詳細を相談したいのですが)
例えば、I can’t …のようにあれば問題を抱えていることを伝えている=助けを求めているというニュアンスになりますね。パート2の平叙文が苦手な人はまずパート3を丁寧に読み込むことから始めるのが、ニュアンスを掴むためにもいいかもしれませんね。
改めて確認してみて、思った以上に疑問文が使われていないことを意識しました。もちろん学習の順番としては、暗記などをして素材を身につけることに時間を費やした方がいいでしょうけれども、このような流れを丁寧に把握すればアウトプットにも活かせるようになりそうです。
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