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Uncharted Territory

自分が読んで興味深く感じた英文記事を中心に取り上げる予定です

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Economistの今週号の特集は日本語でも読めますので是非!!

 
Economist今週号の特集記事は英語だけではなく、中国語、韓国語、日本語で読めるようになっています。日本の歴史問題だけではなく、中国の歴史問題も同時に取り上げてバランスのとれたものになっています。表紙は習近平主席になっているので、Economistとしては日本の安倍首相のことも心配していますが、中国での歴史問題の扱いの方に大きな懸念を抱いているようです。

日本語でもいいですから是非是非。

Asia’s Second World War Ghosts

個人的には最後の章が重要でした。

The Displacedとり残された人々

According to John Dower, there were over 6m Japanese stranded overseas when the war ended. Their story is strangely little told, even in Japan. Something over half of the stranded were servicemen, many wounded, malnourished or diseased. The rest were administrators, bank clerks, railwaymen, farmers, industrialists, prostitutes, spies, photographers, barbers, children. For them and for their families and friends back home, just as for conscripted and exiled Chinese and Koreans in similar situations, August 15th was far from a definitive end. A year after its defeat 2m Japanese had still not made it home. Many never did. A national radio programme, “Missing Persons”, was launched in 1946. It went off-air only in 1962.
終戦時外地にいた日本人600万人が難民となった。彼らの物語は不思議なくらい日本でもあまり語られてはいない。半分以上が帰る場所がなくなった兵士たちでその多くが負傷したことが原因でまたは栄養失調で亡くなっていった。ほかに残されたのは事務員、銀行員、鉄道職員、農民、工業関係者、売春婦、スパイ、写真家、理髪師、そして子供たちだった。彼らとその家族、故郷の友人たちにとって、そして徴兵された、あるいは亡命した中国人や朝鮮人にとっても状況は似たりよったりだった。彼らにとって、8月15日は本当の意味の終戦ではなかった。敗戦から一年後、日本に帰国できなかった人々は200万人。彼らの多くが二度と故郷の土を踏むことができなかった。公共ラジオ放送は、「尋ね人」という番組を1946年にスタート。番組は1962年まで放送された。

The Allies took advantage of surrendered servicemen. The Americans used 70,000 as labourers on Pacific bases. The British, in a supreme irony, made use of over 100,000 Japanese to reassert colonial authority over parts of South-East Asia that had just been “liberated”. In China tens of thousands of Japanese fought on both sides of the civil war.
連合軍は、降伏した兵士たちを有効に利用することを考えた。アメリカ軍は、太平洋の米軍基地で7万人の元日本人兵士たちを労働させた。この上なく皮肉なことだが、イギリスは「解放された」ばかりのはずの東南アジアの元植民地の統治を復権しようと10万人の日本人元兵士にを現地で働かせた。中国では数万人の日本人兵士が、内戦の敵味方の両側で従軍させられた。 

The worst fate was to be under Russian “protection”. The Soviet Union, which entered the war in its last week, accepted the surrender of Japanese forces in Manchuria and northern Korea. Perhaps 1.6m Japanese soldiers fell into its hands. About 625,000 were repatriated at the end of 1947, many having been sent to labour camps in Siberia and submitted to intense ideological indoctrination. Others were able to make their way south to the American-controlled sector of the Korean Peninsula. In early 1949 the Soviets claimed that only 95,000 Japanese remained to be repatriated—leaving, by Japanese and American calculations, over 300,000 unaccounted for.
元日本兵にとって最大の不運は、ロシアに「保護」されることだった。終戦の1週間前になって宣戦布告したソビエト連邦は満州と北朝鮮で日本軍の降伏を受け入れた。おそらく約160万人の日本人兵士がロシア軍の捕虜になった。1947年末までに62万5千人が本国に移送されてその多くがシベリアの強制労働収容所に送られ、過酷な環境のもとでイデオロギーを叩き込まれた。なかには朝鮮半島を南へ下り、アメリカ軍が管理する区域へたどり着くことができた者もいた。1949年はじめ、ソ連は9万5千人の日本人が残留していると公表した。日本とアメリカのは30万人が行方不明という数字を計算していたのだが。


戦争や体制転換時にはしわ寄せが必ず起きますが、都合の悪いものは見てみないふりをするのはどの体制だって変わらないのです。蟻の兵隊という映画の存在を最近知りました。



第2次世界大戦後も中国に残留し、中国内戦を戦った2600人もの日本軍部隊があった­。
世界で初めて"日本軍山西省残留問題"に正面から切り込んだドキ­ュメンタリー。

Economistの社説の一部分をYutaのざっくり訳と一緒に紹介します。

China, East Asia and history
Xi’s history lessons
The Communist Party is plundering history to justify its present-day ambitions

Aug 15th 2015 | From the print edition

History with Chinese characteristics
Under Mr Xi, the logic of history goes something like this. China played such an important role in vanquishing Japanese imperialism that not only does it deserve belated recognition for past valour and suffering, but also a greater say in how Asia is run today. Also, Japan is still dangerous. Chinese schools, museums and TV programmes constantly warn that the spirit of aggression still lurks across the water. A Chinese diplomat has implied that Japan’s prime minister, Shinzo Abe, is a new Voldemort, the epitome of evil in the “Harry Potter” series. At any moment Japan could menace Asia once more, party newspapers intone. China, again, is standing up to the threat.
習主席の元では、歴史の論理は次のようになっている。中国は日本の帝国主義を打倒するのに重要な役割を果たした。このため、時間が経たとしても過去の勇敢な行為や苦しみを認識してもらう必要があるだけでなく、今日のアジアの治め方についても大きな発言権がある。それに、日本は今でも危険である。中国の学校や博物館、テレビ番組は、侵略の意向が海の向こうでくすぶっていることを絶えず警告している。中国の外交官は安倍晋三首相が、映画ハリーポッターシリーズの悪の化身であったヴォルデモートだとにおわしている。いつ日本がアジアの脅威となってもおかしくないと、党の機関紙は調子を強めている。中国は再びこの脅威に立ち向かっているのだ。

As our essay on the ghosts of the war that ended 70 years ago this week explains, this narrative requires exquisite contortions. For one thing, it was not the Chinese communists who bore the brunt of the fighting against Japan, but their sworn enemies, the nationalists (or Kuomintang) under Chiang Kai-shek. For another, today’s Japan is nothing like the country that slaughtered the inhabitants of Nanjing, forced Korean and Chinese women into military brothels or tested biological weapons on civilians.
70周年を迎えた戦争の亡霊についての今週号のエッセイで説明している通り、この歴史物語には見事な歪曲がある。まず、日本と戦う重責を担ったのは中国共産党ではなく、蒋介石率いる、宿敵、国民党だ。もう一つは、今日の日本は、もはや、南京の住民を虐殺したり、韓国や中国の女性を慰安婦にしたり、国民に生物兵器を実験したりした国ではない。

Granted, Japan never repented of its war record as full-throatedly as Germany did. Even today a small but vocal group of Japanese ultra-nationalists deny their country’s war crimes, and Mr Abe, shamefully, sometimes panders to them. Yet the idea that Japan remains an aggressive power is absurd. Its soldiers have not fired a shot in anger since 1945. Its democracy is deeply entrenched; its respect for human rights profound. Most Japanese acknowledge their country’s war guilt. Successive governments have apologised, and Mr Abe is expected to do the same (see article). Today Japan is ageing, shrinking, largely pacifist and, because of the trauma of Hiroshima and Nagasaki, unlikely ever to possess nuclear weapons. Some threat.
確かに、日本は自国の戦争行為をドイツのようにきっぱりと反省してこなかった。今日でも、小規模ながら主張の強い、日本の極右団体が日本の戦争犯罪を否定しており、安倍首相は恥ずかしいことに彼らに合わせている。そうはいっても、日本が侵略国のままであると考えるのはおかしなことだ。日本の兵士は1945年以後、攻撃のために銃を放ったことはないし、民主主義は深く根付いている。人権尊重もされている。大半の日本人は自国の戦争犯罪を認めている。歴代の政府は謝罪をしているし、安倍首相も同様のことが期待されている。(記事参照)今日の日本は高齢化が進み、人口減で、平和主義が広く行き渡っている。また、広島と長崎のトラウマから、核兵器を所有することもないだろう。脅威といってもこの程度だ。


ハリーポッターを見ていないので、ヴォルデモートとかhorcrux(分霊箱)とかよくわかりませんが、ヴォルデモートは悪役で、horcruxはペンダントのようなものを指しているようです。



さすがに人気シリーズだけあって、Wikipediaの説明も充実しています。

(Wikipedia)
ホークラックス(Horcrux)は、J・K・ローリングの小説『ハリー・ポッター』シリーズに登場する架空の魔法用語である。6巻にて初登場。日本語表記は分霊箱。

名称について
Horcruxは、フランス語の「dehors」(=英:outside、外)と、「crux」(英語:要点、ラテン語:責め苦)を由来とする造語である。したがって、魔術を用いた人物の重要な部分(=魂)を苦しみとともに外へ出す、という意味になる。

概要
ホークラックスは、「分割した霊魂を隠した物」を指す。邦訳においては分霊箱(ぶんれいばこ)と訳されているが、「魂を隠した物」は物質でも生物でも、その形状を問わない。また、本来の肉体にも魂が残っている。

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