Posted at 2015.08.14 Category : 未分類
今回の騒動ではっとさせられたことの雑感を少し。トートバックのデザインについて語っている記事です。
東京オリンピック・エンブレムはもう無理筋
純丘曜彰 教授博士
大阪芸術大学 芸術学部 芸術計画学科 哲学教授
(そのほか、ニーチェの独文の警句を英文で引用して、名前の綴りがコピー元のままに間違っていたり、革装幀の横書の洋本が右開きなうえに、ペーパーバックのように背が内側にそっくり返っていたり、よくまあ、こんな粗雑なデザインでカネを取っているものだ、と感心した。世界から洋酒の輸入をしているサントリーなら、外国文化に親しんでいる者もいるだろうに、だれか事前に指摘してやる者は、ひとりもいなかったのか? ついでながら、スイカの種は皮の周辺には無いし、ロングのままクロールで泳ぐ女性もいない。芸術系なら大学以前に、現実の物事を自分自身の目で直接に見る、ということを徹底的に教え込まれてきているはずなのだが。)
語っているデザインについてはまとめサイトを見てもらうとして、「スイカの種は皮の周辺には無いし、ロングのままクロールで泳ぐ女性もいない」のところで、スイカのところはすぐにわかったのですが、女性の泳ぎについてはピンとこなかったんです。
まとめサイト
NO.12「泳ぐ人と影」
Geoff McFetridge氏デザインは水泳帽と競泳水着を着ていますが、トートのデザインでは長い髪をそのままでビキニを着て泳いでいます。少し考えてみてようやく「ロングのままクロールで泳ぐ女性もいない」の意味がわかりました。長い髪を帽子などでまとめてないで泳ごうとすると、特にクロールの場合、息継ぎなんてできないですよね。女性にとって常識かもしれませんが、短髪の自分は理解するまで時間がかかりました(汗)。邪推すれば、デザインの差別化を図ろうとして、帽子をなくして動きを加えようとしたら、現実と離れてしまったという感じでしょうか。
「現実の物事を自分自身の目で直接に見る、ということを徹底的に教え込まれてきているはず」とおっしゃっていますが、こういう一見当たり前のこともなかなか実践し続けることは難しいものです。
パート5でも辞書にはこの動詞は他動詞の使われ方があるから間違いではないのではと、実際の用例ではほとんどみかけないものを、辞書にあるから、とか、文法書にあるからと、無理筋の英文をなかなか納得しないひともいます。言語は規範にあっているかどうかよりも、相手に伝わるかということも大切ですから、実際の用例というものをYutaは大事にしたいと思うのです。
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