Posted at 2015.09.26 Category : 未分類
サミュエルLジャクソンのインタビューでDoes he not?という表現がありました。
- Well, he's a genius. I wouldn't say evil. Evil is all in the eye of the beholder.
Wait, wait. He wants to destroy the human race. Does he not?
- No, he does not.
否定疑問文でのこのような使い方は文法書では「堅い言い方」としてしか書いていなかったりしますが、ウィズダム英和辞典では詳しく論じてくれています。こういう解説は本当にありがたいですね。ここでは悪役であるはずの役を弁護しているジャクソンに「驚き」を示していると解釈した方がよさそうです。
(ウィズダム notの語法)
②非省略形 否定疑問文では通例短縮形が用いられるが, ⦅かたく⦆のほか, 次のような場面で短縮しない形が用いられることがある
▸ Am I not preferable to that?
私がそれより好ましくないというのか (!強い怒り驚きなどを表す)
▸ Are there not better ways to progress?
進歩するためのもっと良い方法はないのか(あるに違いない) (!返事を求めない修辞疑問文) .
文法的に理解する際にも、このように気持ちを読み取りながら行うことも時には大切かもしれません。
ちなみにTOEICでの使い方はNOT問題でおなじみですね。
What is NOT a requirement for applicants?
What is NOT included on the order form?
What is NOT mentioned as being available on the Web site?
この場合は短縮形だとNOT問題であることをスルーしてしまう可能性があるため、短縮せずにしかも大文字で強調して書いているでしょうね。このようにしっかりと伝える手間を惜しまないようにしていきたいです。このような手間をかけてもNOT問題の勘違いは起きますから(汗)
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