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Uncharted Territory

自分が読んで興味深く感じた英文記事を中心に取り上げる予定です

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彩の国で犀を観に行こう

 
「パリはテロの本場だった」というと大袈裟かもしれませんが、1980年代からフランスはテロとは無縁ではなかったようです。水越 英明という方がまとめてくださっているものがネットにありました。抜粋させていただきます。もちろん、今日的な状況を考慮して今回の事件を捉えていかなくてはいけないでしょうが、「新しい時代の幕開け」といった語り口には警戒心を持って挑みたいです。

9.11同時多発テロ以前から欧州各国はそれぞれの国ごとに固有のテロの問題を抱え、それぞ れの立場からテロ対策に取り組んできた。1970年代から1980年代にかけて欧州大陸において は、西独赤軍(RAF)(ドイツ)、赤い旅団(BR)(イタリア)、直接行動(AD)(フランス)といった 極左テロ組織が要人の誘拐やハイジャック等を行ってきたが、これまでのテロ対策の努力及び冷戦終了による政治環境の変化によって極左テロの脅威は消滅しつつある。他に、英国において は「アイルランド共和国軍」(IRA)、スペインにおいては「バスク祖国と自由」(ETA)、フラン スにおいてはコルシカ分離主義者のグループといった民族主義的なテロ組織が主要なテロの脅 威であった。その一方で、1980年代から中東を起源とするテロが欧州で起きるようになった。 1986年9月にはフランスで8件の連続テロが起きた。1990年代にはアルジェリアの武装イスラム 集団(GIA)によるテロがおきた。このような中で元来個人の権利や難民の保護に手厚い欧州諸 国は漸進的にテロ対策を強化していった。

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(2)フランスの対応
フランスは、人口の1割にも及ぶといわれるアラブ・イスラム人口を抱えるためイスラム過激主義組織にとって潜伏の余地が大きく、また、伝統的に、人権の保護に手厚く、亡命者や政治難民に寛容な国であったが、前述の連続テロが起きた1986年当時のシラク内閣では一連のテロ対 策立法が行われ、テロ対策が大幅に強化された。一連の立法の中でテロの定義やテロ関連犯 罪の範囲が定められれ、またテロ組織の解散命令の制度ができた。内務省の中にテロ対策の 調整を専門に担う部局が新設され、またテロ事件に関する訴訟手続はパリの大審裁判所で集中 的に行われることになった。その結果パリの大審裁判所の予審判事にテロ事件の捜査の権限が 集中し、テロ捜査に関するノウハウが集積することになった。
1990年代にも更なる治安強化策をとったフランスはテロ対策先進国となり、1990年代のアル ジェリアの武装集団(GIA)によるテロに有効に対処し、1998年のサッカーのワールド・カップを 狙ったテロ、2000年クリスマスのストラスブールにおけるテロの未然の防止に成功する。


テロは断固反対したいですが、Solidaritéと洒落てみれるのも気恥ずかしい感じもしますし、なんだかそんな政治的なポーズをとるのも気後れしてしまいます。。。

そんな自分の気分にぴったりで、しかもフランス語での劇が今週末に彩の国さいたま劇場で公演されます。まあ、彩の国で「犀」という劇というのは出来過ぎですが。。。(苦笑)



2012年あたりの演劇のワールドツアーの最中で日本でも立ち寄ったという感じで、ニューヨークタイムズではニューヨーク公演の際のレビューがありました。

It’s Lonely for the Last Human Left
Ionesco’s ‘Rhinoceros’ at Brooklyn Academy of Music

By CHARLES ISHERWOOD OCT. 5, 2012

ジャパンタイムズでは今回の公演を取り上げてくれています。

Asia Series casts F/T’s net wide
BY MIKA EGLINTON
SPECIAL TO THE JAPAN TIMES

Dating from 1959, “Rhinoceros” is set in an insular provincial French town whose inhabitants all turn into the eponymous animals — all except for the antihero Berenger, that is. Oddly, then, this Everyman oft-derided for his drinking and laziness is left standing alone against mass hysteria and metamorphosis, shouting, “I’m not capitulating!”

Hence in this staging by the renowned director Emmanuel Demarcy-Mota, “Rhinoceros” — often read as a criticism of the oppressive ideologies of communism, fascism and Nazism — will revive Ionesco’s allegory of totalitarianism for today’s audiences living in an ever more globalized and standardized world.

How long can the individual resist such collective pressure yet remain a functioning self?


最後の部分How long can the individual resist such collective pressure yet remain a functioning self?(どれだけ長く個人はこのような集団圧力に対して反抗しつつ、正気でいられるのだろうか?)という問い掛けは今の自分の心情にぴったりきます。確かにテロには反対ですが、だからといって集団で反テロを声高に叫ぶことも気が進まないので。。。



とりあえずチケットは取れたので演劇を楽しんできます。
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