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Uncharted Territory

自分が読んで興味深く感じた英文記事を中心に取り上げる予定です

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(続)丁寧に理解していくこと

 
(注意)新形式の公式問題集を扱うのでご留意ください。

「文脈が大切になったTOEIC」先ほどの会話だったら、以下のような流れを作る表現も押さえておきたいですね。

男性の会話 I’m afraid we won’t be able to ...で問題点を伝える。その後の文は理由を付け加えている。
女性の会話 Well, you knowで女性自身の都合を伝えてI wantedで控えめにお願い。(I wantだと直接的な要請になってしまう)お願いをする根拠も後に付け加えている。
男性の会話 OK.と理解を示し、 Then what ifで代替案を提案。
女性の会話 If you wouldn’t mind.で無理なお願いをしていることに対して気遣いを示している。

なかなか独学では難しいかもしれませんが、構成を考えながら会話や文章を見ていくと勉強になります。

ついでにもう一つ公式サイトパート3のサンプル問題に出てきた表現を取りあげたいと思います。最後の会話で出てくるI’d contact the manager right now, thoughはどういった意味になるでしょう。

Oh, so there’s a front-desk supervisor position open? I’ve been looking for a chance to take on a managerial role. Are they still accepting applications?
- Yes, and if you don’t mind working evening hours, I think you have a good chance at the job. I’d contact the manager right now, though—she’s starting interviews this week.


I’d contact the manager right now, though.は新公式問題集では「でも、すぐに支配人に連絡した方がいいわよ。」と提案している表現として訳しています。でも相手に対して提案しているのになんで主語がIなんでしょうか。なぜYou shouldのように直接的にアドバイスしていないのでしょうか。

すぐにネタバレしてしまいますが、きっとIf I were youが省略された形なんでしょう。この表現に関する説明は以下が詳しいです。

「私だったら…」でソフトに提案
デイビッド・セイン(15)


「私だったら…」は「もし私だったら/私があなたの立場だったら」という「現在の事実に反する/起こる可能性がない」ことを言うので、「仮定法」になります。
 ご質問の言い回しであれば If I were you, I would accept the offer. 「私だったら、引き受けるよ」になります。


これも新形式の省略や不完全な文に当たるのか不明ですが、これまでの公式問題集ではほとんどみられなかった表現ではあります。微妙なものですし、そんなに意識する必要はありませんが、新傾向なるものは確実に存在していそうです。
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