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Uncharted Territory

自分が読んで興味深く感じた英文記事を中心に取り上げる予定です

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部分最適と全体最適

 
Sub-optimization is when everyone is for himself. Optimization is when everyone is working to help the company.
W. Edwards Deming

「単語の意味よりも文脈が大事」というのはTOEICが新形式を導入しないとTOEICkerが見向きもしなかったとしたら相当痛いことだと思いますが、まあ、全体の利益よりも自分の得になることしかしないのはよくあることです。

日本の共同通信なんかはAP通信やロイターのような記事を書けないでしょうから、日本向けのニッチな内容しか書けないのでしょう。まあ英語記事をあるみたいですがこんなの日本関係者以外は誰が読むんでしょう。。。

米大使、日本の慎重姿勢を批判
南スーダン制裁

【ニューヨーク共同】米国が国連安全保障理事会に配布した対南スーダン制裁決議案に日本が慎重な姿勢を示していることについて、パワー米国連大使は19日の記者会見で「非常に不自然な考え方だ。理解できない」と述べ、批判した。米国が同盟国の日本の対応を公に批判するのは異例。

08:17 20 December 2016
U.S. questions Japan's hesitancy in backing S. Sudan arms embargo
NEW YORK, Dec. 19, Kyodo


U.S. Ambassador to the United Nations Samantha Power on Monday criticized Tokyo's apparent reluctance to back a draft Security Council resolution that Washington is pushing to impose an arms embargo on South Sudan.
"The arms embargo is a tool not only for protecting the people of South Sudan," she told reporters. "It is also a tool for protecting peacekeepers."
The United States is pressing Japan to back the resolution to help it reach the minimum threshold of nine votes needed for passage in the 15-member Security Council, diplomats close to negotiations told Kyodo News recently.
Japan is apparently concerned that if the council adopts the resolution, South Sudan would retaliate against U.N. representatives on the ground, notably peacekeepers, who include those from Japan, according to one of the diplomats.


こんな記事をそのままYahooとかは垂れ流しているのですが、全体的なまとめをしている記事も共同通信は配信していました。

南スーダン安保理制裁決議案 米の賛同要求、日本難色
2016年12月19日 東京新聞 朝刊

【ニューヨーク=共同】米国が国連安全保障理事会に自ら配布した武器禁輸などの対南スーダン制裁決議案を巡り、非常任理事国の日本に賛同を強く求めていることが分かった。日本は陸上自衛隊が現地の国連平和維持活動(PKO)に参加しており、治安悪化への懸念を理由に慎重な態度を取り続けている。
 常任理事国のロシアと中国が拒否権を行使しない方針を関係国に示唆したことも判明。米国は採択にあと一カ国の賛成が必要とみており、日本の動向が鍵を握る構図となっている。複数の安保理外交筋が明らかにした。


「日本向けのニッチな内容」としたのも、日本だけを批判しているのではなく、おそらく同じ非常任理事国でスーダンにPKOを派遣しているマレーシアも含まれると思われるからです。さすがに記者会見のように名指しはしていませんが、安保理の会議をネットで確認できます。25分くらいからパワー米国連大使のスピーチが見れます。最後の方に出てきます。

Remarks at a UN Security Council Briefing on the Situation in South Sudan
Ambassador Samantha Power
U.S. Permanent Representative to the United Nations
U.S. Mission to the United Nations

New York City
December 19, 2016

Some Council members have been pretty direct about expressing concerns about the risk that imposing these measures would pose to their peacekeepers or to their workers who are on the ground in South Sudan. Every government has a responsibility to look out for their citizens, and I very much appreciate that concern. We also, of course, have so many aid workers and embassy personnel who are there in South Sudan.

But can we really believe – those of us who care about our people – can we really believe that more arms coming into the country is the way to look out for their safety? That allowing the government of South Sudan to continue to invest its money in those arms systems instead of in the food that people need to eat, that that’s looking out for our people? When the people that we are hoping to designate – people who nobody disputes their public statements, they’re on the record, they advertise their statements trying to ethnicize this conflict, tying to spoil whatever hope there is to get back to a peace agreement – when these individuals feel a sense of impunity as they do, if this Council is unprepared to act on those designations, can that sense of impunity be good for our people on the ground? Our workers, our peacekeepers, our aid workers? It can’t be. How is impunity good? How are more arms good for the safety of our people?


それに先週パワー米国連大使は同盟国ではないですが、ロシアとイランに対してきつい非難をしています。厳しい物言いが実を結んだのかアレッポの避難民を監視する決議は通ったようです。。。



メディアも自衛隊も以下のような指摘は当てはまりますね。

民族大虐殺迫る南スーダン。国連安保理の武器禁輸措置決議になぜ日本は消極的なのか
2016年12月7日(水)17時45分
伊藤和子(弁護士、国際人権NGOヒューマンライツ・ナウ事務局長)

NGOでもよく議論になるのは、プロジェクトの成功を優先するのか、ミッションの達成を優先するのか、ということである。

 プロジェクトの成功(たとえば自衛隊派遣の成功)はミッション(南スーダンの和平と安全の回復)の実現のためにこそあるのであり、短期的なプロジェクトの成功に固執して、大目標であるミッションにマイナスとなる行動をすべきでないというのは鉄則である。

 日本のNGO団体の多くはそもそも新任務での南スーダンへの派遣に反対してきた。国内的な憲法上の議論もあり、日本のNGOを駆けつけ警護等で危険にさらすリスクがあるうえ、果たして南スーダンの平和に対する貢献としてふさわしいのか、そして紛争が激化したら果たしてどうするのか、という疑問があるからである。

 しかし、部隊を派遣しているがゆえに、強力な安保理の措置を求めることを躊躇し、虐殺防止への重要な役割が果たせないこととなければ、それこそ本末転倒である。結局のところ、南スーダンの平和でなく、自己満足のための派遣だと批判されることになるのではないか。


もちろん平和を求めるが故の積極外交の是非は問わないといけないでしょう。パワー米国連大使はジェノサイドの研究書を書いていて、それを防ぐために武力介入も辞さない介入派になりやすい傾向があるのが果たしていいことなのか。。。
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