Posted at 2016.12.28 Category : 未分類
先ほどのリーディングスキルテストは初見のドキュメントの読解力を試すものですので、実世界の知識はそれほどなくても解けるようになっているようです。ただし、一見単純な文章に見えても実世界の知識が求められていることがあるようです。
1. 文節に正しく区切る。(例:私は学校に行く。→私は/学校に/行く。)
2. 係り受けの構造を正しく認識する。(例:美しい水車小屋の乙女。→美しいのは「乙女」である)
3. 述語項構造や接続詞を正しく解析する。(「誰が」「何を」「どうした」のような構造を正しく認識する)
4. 照応関係を正しく認識する。(例:私はハンカチを落とした。それを彼は拾った。→「それ」は「ハンカチ」である)
上記の補足説明のところが以下なのですが、「私は岡田と広島に行った」と「私は岡山と広島に行った」の違いを理解するには「岡田」が人名で、「岡山」が地名であるという知識が必要という例を挙げています。
1~4 は、一般には、記号列としてのテキストを処理するプロセスと考えられています。ただし、実世界に関する知識が何もないと、1~4 についても、正しく処理できるとは限らないことが近年の自然言語処理等の研究から明らかになりつつあります(例:「私は岡田と広島に行った」と「私は岡山と広島に行った」では、述語項構造が異なるが、それを正しく認識するには、岡山と広島が隣接する県であることや、 岡田というのは〈岡山より比較的多い〉苗字のひとつだという知識が必要)。
改めて言われると「そうか」と思いますが、このあたりの知識は日本語の場合無意識に蓄積されるものが多いのでなかなか意識しづらいですよね。英語のような外国語の場合は、ネイティブなら当たり前に知っていることを学習者は知らないケースが多々あるので意識的な勉強が必要になります。まあTOEIC学習の場合はTOEICによく出る語彙やシチュエーションを対策本が整理してくれていることが多いので安心ですね。
1. 文節に正しく区切る。(例:私は学校に行く。→私は/学校に/行く。)
2. 係り受けの構造を正しく認識する。(例:美しい水車小屋の乙女。→美しいのは「乙女」である)
3. 述語項構造や接続詞を正しく解析する。(「誰が」「何を」「どうした」のような構造を正しく認識する)
4. 照応関係を正しく認識する。(例:私はハンカチを落とした。それを彼は拾った。→「それ」は「ハンカチ」である)
上記の補足説明のところが以下なのですが、「私は岡田と広島に行った」と「私は岡山と広島に行った」の違いを理解するには「岡田」が人名で、「岡山」が地名であるという知識が必要という例を挙げています。
1~4 は、一般には、記号列としてのテキストを処理するプロセスと考えられています。ただし、実世界に関する知識が何もないと、1~4 についても、正しく処理できるとは限らないことが近年の自然言語処理等の研究から明らかになりつつあります(例:「私は岡田と広島に行った」と「私は岡山と広島に行った」では、述語項構造が異なるが、それを正しく認識するには、岡山と広島が隣接する県であることや、 岡田というのは〈岡山より比較的多い〉苗字のひとつだという知識が必要)。
改めて言われると「そうか」と思いますが、このあたりの知識は日本語の場合無意識に蓄積されるものが多いのでなかなか意識しづらいですよね。英語のような外国語の場合は、ネイティブなら当たり前に知っていることを学習者は知らないケースが多々あるので意識的な勉強が必要になります。まあTOEIC学習の場合はTOEICによく出る語彙やシチュエーションを対策本が整理してくれていることが多いので安心ですね。
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