Posted at 2017.02.18 Category : 未分類
新しく出た公式問題集のTest1パート7の空港の案内文にcurbside areaが登場します。英和辞典は「(舗道の)縁石側(の)」(ウィズダム)としか訳していないのでこの問題集はどのように訳しているかに興味がありました。早速確認してみると以下のようになっていました。
curbside area(空港の一時乗降用)車寄せエリア
Yutaはそもそも意識したことがなかったので日本語でどういうかわからず。。。実際の空港でどのように表現しているか確認してみました。まず羽田空港。「出発・到着車寄せレーン」と呼んでいますね。英語版ではarrival and departure curbside lanesとなっています。
(羽田空港 日本語)
国内線の旅客ターミナルの出発・到着車寄せレーンは、駐車禁止となっております。
国際線の旅客ターミナル周辺の道路は、一部の降車レーンを除き駐停車禁止となっています。
お迎え・お見送りの際、お車を離れるような場合は駐車場をご利用いただきますようお願いいたします。
(羽田空港 英語)
Parking is prohibited in the arrival and departure curbside lanes in front of the domestic passenger terminals.
Parking and standing is prohibited in the roads around the international passenger terminal with the exception of specified sections of the set down lane.
Please use the car park when leaving your vehicles to meet or see off passengers.
英辞郎に以下のようなエントリーがあったのでそちらを参考にしたのかもしれませんが、しっかり使われている表現なんですね。
(英辞郎)
curbside check-in
〔空港の〕カーブサイド・チェックイン◆建物の外で、車寄せのある歩道に面したチェックイン・カウンター。
次に成田空港。こちらは「カーブサイド(車両乗降場)」としています。英語との表現との整合性を図るためにカタカナでのカーブサイドも使ったのでしょうか。もしかしたら旅慣れている人や空港関係者はすでに「カーブサイド」と呼んでいるかも。。。
(成田空港 日本語)
各旅客ターミナルのカーブサイド(車両乗降場)は、人の乗降を除く駐停車や車両の受け渡しは禁止となっております。
第3旅客ターミナルは一般車の乗り入れができませんので、第2旅客ターミナル前カーブサイド(車両乗降場)をご利用ください。また、第3旅客ターミナル最寄りの空港内駐車場は第 2旅客ターミナル直結のP2駐車場となっております。
※お体の不自由なお客様の乗降につきましては、第3旅客ターミナル前に専用乗降場がございますので、そちらをご利用ください。
(成田空港 英語)
Other than picking up or sending off passengers, parking or handing over vehicles at the curbside of any passenger terminal is prohibited.
Public vehicles have no access to Terminal 3. Please use the designated curbside pick up and set down zones in front of Terminal 2.
The closest parking space to Terminal 3 that is still on airport premises is Parking P-2, which is connected to Terminal 2.
* For passengers with physical impairtmnets, there is a special parking space in front of Terminal 3.
「車両乗降場」は関西国際空港のサイトでも使われていました。ただこちらの英語サイトには対応する注意事項はなし。。。
(関西国際空港)
■お車でお見送り・お出迎えのお客様へ
第1ターミナル前の車両乗降場は、駐車禁止となっております。お見送り、お出迎えのお客様は第1~4駐車場をご利用下さい。
第2ターミナル前の車両乗降場は第5駐車場内にございます。一旦第5駐車場内に入庫下さい。
(P1~P5駐車場:30分以内の出庫は無料)
このような調査は英語の運用力を上げるものではないのでスコアアップが必要な方は問題を解いたり、音読・シャドーイングをした方がいいですね。まあ、でも実際の状況に結びつけることでその当の表現を適切に使えるようになるでしょうから、このような地道な取り組みは長期的には役立つでしょう。英語学習教材は深く考えずに日本語に置き換えられていることが多いですが、この部分に関しては配慮して訳されていることがわかりました。
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