Posted at 2013.04.30 Category : 未分類
「ロボットは東大に入れるか - 国立情報学研究所 人工頭脳プロジェクト」が一般的に知られている国立情報学研究所の所長が替わったようですね。新しい所長は情報大航海プロジェクトなどを率いた喜連川優教授です。大航海プロジェクトの方は???でしたが(苦笑)
共に考え、共に創る - NIIの新所長に就任した喜連川氏が所信を表明
[2013/04/22]
国立情報学研究所(NII)は4月18日、都内で会見を開き、2013年4月よりNIIの4代目所長に就任した喜連川優氏が所信表明を行った。
喜連川氏は冒頭、NIIには2つの大きなミッションがあることに言及。1つは情報分野の基礎研究を進めるという点。そしてもう1つが大学や研究所を結ぶネットワーク「SINET4」の運用だとし、この2つを同一機関で同時に行っているのは、世界的に見ても稀有であり、だからこそ見えてくるものもあるとした。
さて、この記事を読んで、数年前参加させていただいたこの研究所の市民講座を思い出しました。以下の講座は、外国語学習に取り組まれている方に意識していただきたいポイントを含んでいたと思います。特にTOEICのパート2が苦手な人はこの部分が弱いと推測します。このブログ記事ではさわりの自然言語の部分を取り上げるだけですが、本題の専門用語の扱いについても大いに参考になる部分があると思います。
2012年8月22日(水)
専門用語の構造
〜 新しい言葉が生まれるとき?〜 小山 照夫
▼ 概 要
私達は「犬を飼うつもりです。」と聞いた場合、その犬が番犬なのか、猟犬なのか、愛玩犬なのかを飼い主から想像します。しかし専門分野で研究の議論をする場合には、ひとつの用語が様々な意味をもつのでは効率的な議論はできません。そこで研究者が共通に理解する「専門用語」が必要となります。その専門用語が作られるテクニックや、その使われ方、問題点について実例を挙げて解説します。難しい専門用語が少し身近に感じられるようになるかもしれません。
「今度犬を飼うことにしたんだ」
「そう、いいね」
ここで挙げられている例は上記でしたが、TOEIC受験者は以下のような例でもいいかもしれません(笑)
「コピー用紙がなくなった」
「備品室を確認して」
日本語でやり取りを見るとなんてことないのですが、これだけの語数でコミュニケーションが成立しているのは、推定で補っているからです。







「推定ができるのは常識による」「確定ではないがおよそ推定できればそれでよい」という部分は外国語学習で意識しておくのは大切なことです。まあ、いつも書いていることですね(苦笑)
受験英語や英語教師、予備校教師を批判的に書いてしまうのは、未だに「文をしっかり読みこめば意味にたどりつける」と素朴に思っている人が多い印象だからです。コミュニケーションギャップが起きるのはむしろ、言葉に出なかった「常識」の部分であったりするので、外国語学習では意識的に取組まなくてはいけないんですよね。
『哲学探究』がそういう問題を扱っているようですが、この辺はゴールデンウィークの後半に時間があれば「探究」してみたいと思います(照笑)
2. That philosophical concept of meaning has its place in a primitive idea of the way language functions. But one can also say that it is the idea of a language more primitive than ours.
Let us imagine a language ...The language is meant to serve for communication between a builder A and an assistant B. A is building with building-stones; there are blocks, pillars, slabs and beams. B has to pass the stones, and that in the order in which A needs them. For this purpose they use a language consisting of the words 'block', 'pillar', 'slab', 'beam'. A calls them out; --B brings the stone which he has learnt to bring at such-and-such a call. -- Conceive this as a complete primitive language.
共に考え、共に創る - NIIの新所長に就任した喜連川氏が所信を表明
[2013/04/22]
国立情報学研究所(NII)は4月18日、都内で会見を開き、2013年4月よりNIIの4代目所長に就任した喜連川優氏が所信表明を行った。
喜連川氏は冒頭、NIIには2つの大きなミッションがあることに言及。1つは情報分野の基礎研究を進めるという点。そしてもう1つが大学や研究所を結ぶネットワーク「SINET4」の運用だとし、この2つを同一機関で同時に行っているのは、世界的に見ても稀有であり、だからこそ見えてくるものもあるとした。
さて、この記事を読んで、数年前参加させていただいたこの研究所の市民講座を思い出しました。以下の講座は、外国語学習に取り組まれている方に意識していただきたいポイントを含んでいたと思います。特にTOEICのパート2が苦手な人はこの部分が弱いと推測します。このブログ記事ではさわりの自然言語の部分を取り上げるだけですが、本題の専門用語の扱いについても大いに参考になる部分があると思います。
2012年8月22日(水)
専門用語の構造
〜 新しい言葉が生まれるとき?〜 小山 照夫
▼ 概 要
私達は「犬を飼うつもりです。」と聞いた場合、その犬が番犬なのか、猟犬なのか、愛玩犬なのかを飼い主から想像します。しかし専門分野で研究の議論をする場合には、ひとつの用語が様々な意味をもつのでは効率的な議論はできません。そこで研究者が共通に理解する「専門用語」が必要となります。その専門用語が作られるテクニックや、その使われ方、問題点について実例を挙げて解説します。難しい専門用語が少し身近に感じられるようになるかもしれません。
「今度犬を飼うことにしたんだ」
「そう、いいね」
ここで挙げられている例は上記でしたが、TOEIC受験者は以下のような例でもいいかもしれません(笑)
「コピー用紙がなくなった」
「備品室を確認して」
日本語でやり取りを見るとなんてことないのですが、これだけの語数でコミュニケーションが成立しているのは、推定で補っているからです。







「推定ができるのは常識による」「確定ではないがおよそ推定できればそれでよい」という部分は外国語学習で意識しておくのは大切なことです。まあ、いつも書いていることですね(苦笑)
受験英語や英語教師、予備校教師を批判的に書いてしまうのは、未だに「文をしっかり読みこめば意味にたどりつける」と素朴に思っている人が多い印象だからです。コミュニケーションギャップが起きるのはむしろ、言葉に出なかった「常識」の部分であったりするので、外国語学習では意識的に取組まなくてはいけないんですよね。
『哲学探究』がそういう問題を扱っているようですが、この辺はゴールデンウィークの後半に時間があれば「探究」してみたいと思います(照笑)
2. That philosophical concept of meaning has its place in a primitive idea of the way language functions. But one can also say that it is the idea of a language more primitive than ours.
Let us imagine a language ...The language is meant to serve for communication between a builder A and an assistant B. A is building with building-stones; there are blocks, pillars, slabs and beams. B has to pass the stones, and that in the order in which A needs them. For this purpose they use a language consisting of the words 'block', 'pillar', 'slab', 'beam'. A calls them out; --B brings the stone which he has learnt to bring at such-and-such a call. -- Conceive this as a complete primitive language.
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