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Uncharted Territory

自分が読んで興味深く感じた英文記事を中心に取り上げる予定です

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そんなに単純じゃない

 


ニューヨークタイムズに記者自らのハーフ体験を盛り込みながら大坂なおみや玉城デニーを引き合いに出して日本人とハーフについて考えているエッセーがありました。

Naomi Osaka, a New Governor and Me
By Motoko Rich
Ms. Rich is the Tokyo bureau chief of The New York Times.
Oct. 6, 2018

TOKYO — Just over 40 years ago, when my family moved from California to Tokyo, the fact that my mother was Japanese did not stop schoolchildren from pointing at me and yelling “Gaijin!” — the Japanese word for foreigner — as I walked down the street.

After seeing my red-haired, blue-eyed father, a shopkeeper in the suburb where we lived asked my mother what it was like to work as a nanny in the American’s house.

この記者も大坂なおみが受け入れられたのは控えめな態度があったからではないかと見ています。

Ms. Osaka’s popularity in Japan appears to depend in part on what commentators see as her quintessentially Japanese behavior. She has repeatedly been praised for her humility, with the media zeroing in on her apology for winning against Ms. Williams.

ハーフとしてみるのではなく、双方のいいところを得た「ダブル」とみるべきだという知り合いの意見で締めていましが、こういうポジティブな発想はいいですね。

Shortly after we arrived in Tokyo, I went out to dinner with a white American friend of my parents who is the mother of two daughters with her Japanese husband. When I asked what it had been like for them to grow up here as “hafu,” she suggested I should adjust my language. She tells her children that they should never think of themselves as less than, but more. Instead of “hafu,” she said, she calls them “double.” That works for me.

こういう問題があると「遅れた日本、進んだアメリカ」という単純な図式で捉えてしまいがちですが、異人種間の結婚はアメリカだって今でもすんなりとうまくいっているものではない部分もあるようです。



50年前までは南部州では異人種間の結婚は禁じられていたとは。

(Wikipedia)
ラヴィング対ヴァージニア州裁判(英語: Loving v. Virginia)、388 U.S. 1 (1967)とは公民権に関してアメリカ合衆国最高裁判所が出した画期的な決定であり、異人種間結婚を禁じる法律を無効にするものであった。
この訴訟は黒人女性であるミルドレッド・ラヴィングと白人男性であるリチャード・ラヴィングにより起こされたものであり、2人は相手と結婚したためにヴァージニア州刑務所に1年間収監されるという判決を受けていた。2人の結婚はヴァージニア州の反異人種間混交規定である1924年人種統合法に反するものであり、この法は「白人」に分類される人々と「有色人種」に分類される人々の結婚を禁じたものであった。最高裁判所はペイス対アラバマ州(1883年)の判決を覆して全員一致でこの禁止規定は憲法に反しているとし、アメリカ合衆国における人種に基づく結婚規定を全て終わらせた。
この決定はアメリカ合衆国における異人種間結婚の増加に伴うものであり、6月12日は毎年ラヴィング・デイとして祝われている。この訴訟は複数の楽曲と3本の映画の題材になっており、その中には2016年の高い評価を受けた映画『ラビング 愛という名前のふたり』もある。2013年以降、この判決はアメリカ合衆国連邦裁判所がアメリカ合衆国における同性婚制限を差し止める判決において先行する判例として引用されており、その中には2015年のオーバーグフェル対ホッジス裁判における最高裁の判決も含まれる。



National Geographicは今年の4月号で自らの過去の人種に関する取り扱いを反省したことでニュースになりました。例えば、以下のような過去の扱いに触れています。当時は白人家庭のリビングで読まれることを想定したのでしょうかね。

過去の記事を専門家が検証、誌面で人種問題に取り組むことを宣言
2018.03.28

その結果明らかになったことは、手短に言えば、1970年代までナショジオは米国に住む有色人種をほぼ全て無視し、労働者や家事手伝いという以上に彼らの存在を認めることはなかった。一方、米国外では先住民たちを取材しては、「エキゾチック」「ほぼ裸」「幸せな狩人」「気高い未開人」など、ありとあらゆる決まり文句を使って表現した。

その4月号に様々な異人種カップルを取り上げた記事もありました。その割合は10組に1組のだそうで、この記事では各人種間の割合も示してくれています。

Marrying across racial and ethnic lines has become more common, and more accepted, in the 50 years since a landmark U.S. Supreme Court ruling.
BY PATRICIA EDMONDS

50 YEARS AFTER
LOVING V. VIRGINIA

Intermarriage rates have climbed steadily in the half century since the
U.S. Supreme Court’s Loving v. Virginia ruling struck down state laws
that banned interracial marriage. From then until 2015, the share of
newlywed intermarried couples went from one in 33 to one in six. Today
such couples account for one in 10 marriages overall. Intermarriage is
equally common among men and women, more common among Asians
and Hispanics than other racial and ethnic groups, and more common
among black men than black women and Asian women than Asian men.

なにもアメリカなんて大したことないとディスりたいのではありません。慣れないことに対する拒否感はどこでも同じで、それにどう取り組むかが問われるのでしょう。
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