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Uncharted Territory

自分が読んで興味深く感じた英文記事を中心に取り上げる予定です

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フェルメール展のコスパ

 


フェルメール展に行ってきました。上野の森美術館なんて珍しいなと思っていたら展覧会自体はこじんまりとしたものでした。フェルメール好きじゃないと2500円という価格は割に合わないのではと思ってしまいました。ただ、同じ上野でやっているムンク展の方が安いですが、こちらは超有名なのは「叫び」だけですから、有名な絵を見るためのコスパを考えうとフェルメールの作品をいくつも見れるので一点あたりのコスパはフェルメール展の方がいいかもしれません。まあこんなことを考えてしまうこと自体、芸術を理解する心がないことの証みたいになっていますね(汗)

このブログで取り上げる作品はフェルメールが聖書を取り上げた珍しい作品です。

Christ in the House of Martha and Mary
1654-1655年頃 | 油彩・カンヴァス | 高158.5×幅141.5cm
スコットランド・ナショナル・ギャラリー
National Galleries of Scotland, Edinburgh. Presented by the sons of W A Coats in memory of their father 1927
現存するフェルメール作品の中で最も大きく、最初期作のひとつ。画中ではキリストが、家事を心配するマルタをよそに、座ってキリストの教えを聞こうとするマリアを讃えている。光と影の戯れ、人物の特徴づけ、幅広で厚く絵の具をのせた筆さばきは、カラヴァッジオの影響下にあったユトレヒト派の画家からインスピレーションを受けたと考えられる。フェルメールにはめずらしい大きなサイズや主題から、特別な依頼を受けて制作されたものと推測される。

動画でも語っていますが、サイズが大きいので注文制作と推測しています。当時のオランダでは非合法にされたカトリック教会が依頼した可能性もあるが、絵の主題が祭壇向けではないので、カトリックを信仰する個人が頼んだのではと見ています。まあこれを裏付ける資料はないそうですが。。。よく考えればプロテスタントは偶像崇拝を禁止しているようなのでこのような宗教画が作られることはないんですよね。

このマルタとマリアの姉妹の話は、ルカによる福音書の10章 38-42節です。この直前には有名なよきサマリア人の話がありました。

新共同訳
ルカによる福音書/ 10章 38-42節
一行が歩いて行くうち、イエスはある村にお入りになった。すると、マルタという女が、イエスを家に迎え入れた。 

彼女にはマリアという姉妹がいた。マリアは主の足もとに座って、その話に聞き入っていた。 

マルタは、いろいろのもてなしのためせわしく立ち働いていたが、そばに近寄って言った。「主よ、わたしの姉妹はわたしだけにもてなしをさせていますが、何ともお思いになりませんか。手伝ってくれるようにおっしゃってください。」 

主はお答えになった。「マルタ、マルタ、あなたは多くのことに思い悩み、心を乱している。 

しかし、必要なことはただ一つだけである。マリアは良い方を選んだ。それを取り上げてはならない。」 

King James Version (KJV)
Now it came to pass, as they went, that he entered into a certain village: and a certain woman named Martha received him into her house.

And she had a sister called Mary, which also sat at Jesus' feet, and heard his word.

But Martha was cumbered about much serving, and came to him, and said, Lord, dost thou not care that my sister hath left me to serve alone? bid her therefore that she help me.

And Jesus answered and said unto her, Martha, Martha, thou art careful and troubled about many things:

But one thing is needful: and Mary hath chosen that good part, which shall not be taken away from her.


New Revised Standard Version (NRSV)
Jesus Visits Martha and Mary
Now as they went on their way, he entered a certain village, where a woman named Martha welcomed him into her home. 

She had a sister named Mary, who sat at the Lord’s feet and listened to what he was saying. 

But Martha was distracted by her many tasks; so she came to him and asked, “Lord, do you not care that my sister has left me to do all the work by myself? Tell her then to help me.” 

But the Lord answered her, “Martha, Martha, you are worried and distracted by many things; 

there is need of only one thing. Mary has chosen the better part, which will not be taken away from her.”

今月に「31年ぶり、0からの翻訳」という触れ込みで聖書協会共同訳の聖書が発売されました。日本語の朗読を意識したというのと、発売記念価格ということで、高いと思いましたが買っていました。

2009年12月の日本聖書協会理事会において、新しい翻訳事業を始めることが決定され、2010年夏より、翻訳作業が開始されました。新翻訳聖書は『聖書 聖書協会共同訳』として2018年末刊行予定です。

新翻訳の特徴
カトリックとプロテスタントの18の教派・団体が参加する「共同訳」です。
礼拝での朗読にふさわしい、格調高く美しい日本語を目指しています。
新共同訳以後四半世紀の聖書学の研究成果が活かされた翻訳です。

どれだけ日本語が変わっているのだろうかと今回の部分を見比べてみましたが、それほど大きな違いはなかったですね。。。

(聖書協会共同訳)
さて、一行が旅を続けているうちに、イエスはある村に入られた。すると、マルタと言う女が、イエスを家に迎え入れた。 

彼女にはマリアという姉妹がいた。マリアは主の足もとに座って、その話を聞いていた。 

マルタは、いろいろともてなしのためlに忙しくしていたが、そばに立って言った。「主よ、妹は私だけにおもてなしをさせていますが、何ともお思いになりませんか。手伝ってくれるようにおっしゃってください。」 

主はお答えになった。「マルタ、マルタ、あなたはいろいろなことに気を遣い、思い煩っている。 

しかし、必要なことは一つだけである。マリアは良いほうを選んだ。それを取り上げてはならない。」 
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