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Uncharted Territory

自分が読んで興味深く感じた英文記事を中心に取り上げる予定です

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コーパスの向こう側に

 
英単語の本を出す際に、最近ではデータ化して頻度を出すものが主流になっています。出発点として大切なことですが、いくら必須単語だとしても誰でも知っているような単語が紹介されていたら単語本としての価値は下がってしまいます。

大切なのは、よく使われる表現でなおかつ学習者にとって間違えやすい単語を紹介してくれるものでしょう。

スタディサプリの回答データ集めた単語本が発売されていました。これに加えて、学習者の覚え方のコツを紹介してくれていて、学習者側の持っている知識を生かしながら単語を覚えていけるように工夫されています。


新しい定番となるTOEICテスト対策用の単語帳が誕生!

【1】超詳細な正答率順だから、覚えやすい
「スタディサプリENGLISH」ユーザーの単語問題正答率をもとに、
正答率を計算。正答率が高いものから掲載されているので、
覚えやすい単語から学ぶことができます。

【2】記憶エピソードとカクシン解説で必須単語1000を絶対忘れない
TOEIC受験者に必須の単語1000について、
「どのように覚えたか」「なぜ覚えられなかったか」を徹底ヒアリング。
年齢・性別・職業、多様な受験者から集めた記憶エピソードの中でも
単語学習の気づきやブレイクスルーになるものを厳選して掲載。
さらに、『スタディサプリENGLISH』でTOEICテスト対策の講義を行ってきた
著者による点数に直結するカクシン解説も加え、
読むだけで単語のイメージや覚え方を掴める構成になっています。

まあこの本は、必須単語にgovernmentが入っていたり、関先生のカクシンがTOEICの出題内容にあまり関係がなかったりと、金フレよりもTOEIC向けにオススメできる内容にはなっていませんが、このようなアプローチは評価したいです。

スタディサプリのようなオンライン講座は学習者の回答データを蓄積できるからこのようなことができますね。TOEICもこれだけ定着してきたのですから、オンライン学習が主流になり問題ごとの正答率を蓄積できるような流れになってくればもっともっとかゆいところに手の届く教材ができるに違いありません。

ただ、TOEICの特徴は2時間の中で200問解くというものです。オンライン学習でがっつり2時間で解くことをしないので、一問単位でやると間違わないけど、時間制限の中で焦って解くと間違ってしまう問題というのを炙り出すことはできません。スタディサプリとかもオンライン2時間模試みたいなイベントを半年に一回でも開いてもらってデータを集めてみると面白そうです。

こういうことを考えると毎回何万人もの回答データを集めることができるETSが羨ましくてしょうがなくなります。
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