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Uncharted Territory

自分が読んで興味深く感じた英文記事を中心に取り上げる予定です

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単語集ではなく例文集

 
公式問題集の陰に隠れてしまっていますが、TOEIC® Listening & Reading 公式ボキャブラリーブックが発売されました。
売り文句の一つが「実際のテストに出たままの例文で学べる!」です。

結論から述べると「実際のテストに出たままの例文」というのは、公式問題集を出典としたものがほとんどでした。

TOEICマニア的には「テスト」と言うと「公開テスト」を指したくなるので少し肩透かしです。「公開テスト」のデータからの方が一般公開されたものではないのでマニア的に価値が高くなります。

特設サイトで紹介されているページの例文の出典は以下の通りでした。基本的に例文はそのまま使われています。旧形式の問題集からも抜粋されています。

agenda  韓国既出問題集 Test2 Part3

agreement  日本公式L&Rvol3 Test1 Part7

agriculture  日本旧公式vol3 Test2 Part5

aircraft  日本公式L&Rvol1 Test2 Part1

airline  旧公式実戦10セット Test8 Part7

amenity  出典不明

analysis  日本公式L&Rvol3 test1 Part3

appliance  日本公式L&Rvol4 Test1 Part4

architect  日本公式L&Rvol4 Test2 Part4

このやり方は韓国公式Vocaと同じやり方ですが、同じ見出し語でも違う例文が採用されています。

aerobicsやcompositionなど、頻出単語なのか?と突っ込みたくなる単語も選ばれています。確かにスコアアップにつながる単語ではないかもしれませんが、このような単語は公式問題集で実際使われているんです。例文を読むことでTOEICの世界観に浸れると思います。TOEICではフィットネス系やセミナー・研修系の話題はよく出ますね。

aerobics  韓国既出問題集 Test2 Part3 

composition  日本公式 L&R vol3 test2 Part5

もちろん問題集からそのまま引用することであまりピンとこない例文になるケースもあります。

eventually
He eventually agreed to have his niece set up shop in his warehouse. 
彼は最終的に、自社の倉庫内にめいに店を構えさせることに同意しました。

この例文を読むとTOEICでは家族関係はあまり出ないからnieceに違和感を感じるTOEIC学習者もいるでしょう。これは2017年12月に韓国で一般公開されて話題になった問題のパート7に登場していたものです。family businessについての記事だったのでnieceが出てくるのは自然なのです。

It was during her stay in New Delhi that Ms. Sahu's business idea was born. Combining her studies and her experience with her uncle's business, she decided to sell fashionable recycled clothing made from used fabric pieces, such as the ones she found at the hotel. "I just don't think it was right for such quality fabric to go to waste," said Ms. Sahu.

Her first step was to talk to her uncle about the idea. While initially skeptical about the idea, Mr. Roy eventually agreed to have his niece set up shop in his warehouse. She established her business there after graduating from university.

人物紹介記事はTOEICの定番の一つですから、TOEICの範疇なんですよね。どうしてもビジネスの定型文だけをTOEICらしいと狭くとらえがちですが。。。ただ、あくまで単語集に入れる例文は前後関係がわからなくても意味が取りやすい文にすべきなのでもっといい例文があったのではと思いたくなります。

そうは言っても例文の質って結構重要で、TOEICらしい例文が書けている頻出単語集はまだまだそんんなに多くないのでこのような本は貴重です。もう一つ難を言えば、答えと絡む例文を使っているのでこちらを先にやっていて後から問題集で問題を解くと影響が出ることでしょうか。

韓国公式Vocaの時も書かせてもらったことですが、問題集で使われた例文が掲載されているというのは、相乗効果を生み出せると思っています。単語集をやりこむことで、問題集の本文が読みやすくなるわけですよね。逆に問題集をやった後この単語集で定着させるのもいいでしょう。このような形式だと、問題集か? 単語集か?という不毛な対立は無くなります。と言ってもこの単語集はあまりにもたくさんの公式問題集をベースにして作っているので定着度を上げる為に使うことはできませんが、例文をやりこむことでTOEICの世界観に浸れます。

2時間で200問を解くというTOEICは知識よりも習熟度が問われるテストだと思います。習熟度を上げるには同じ英文を様々な切り口で取り組んでいくことが大切です。この本はその切り口の一つになることでしょう。

ただ対象が広すぎるので、狭く深くだったら、HUMMERさんが最近出した問題集TOEIC L&Rテスト 470点奪取の方法のようなやり方がいいですよね。巻末に問題集で使われた単語を復習できるようになっています。まあそのあたりの学習法についてはTOEIC講師の方々が研究してくださっていることでしょう。

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