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Uncharted Territory

自分が読んで興味深く感じた英文記事を中心に取り上げる予定です

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何でヘミングウェイやワイルドなんだ

 


モデルマイノリティについては、最近以下の本も読みました。最近コンビニでも多くの外国人が働くのを見かけるようになって他人事ではない話でしょう。

ニケシュ・シュクラ (編集), 栢木 清吾 (翻訳)

「よい」「わるい」はいつも他人が決める。

70年代以降に英国で生まれた移民2世・3世の著名なクリエイター21人が、
自己存在の意味や葛藤、社会の偏見などを繊細かつ巧みに表現し、
大きな反響を呼んだ話題の書が日本語版で登場。J・K・ローリング推薦。

★日本語版推薦
移民のひとたちは"よい移民"、つまりモデル・マイノリティでなければならないのだろうか。
求められている役割を演じなければ"悪い移民"なのか? 
人種も境遇もさまざまな本音の声たちに耳を傾けながら、考え込んでしまっていた。
受け入れるとはどういうことか。アジア人であるとはどういうことか。
どちらの立場からしても、わたしたちは当事者だ。
――谷崎由依(作家、翻訳家)

本にあった興味深かったエッセイに関連する記事をご紹介します。学校で子供たちに物語を書かせようとすると、イギリスが舞台の白人が主人公になってしまうそうです。

AuthorMedia DiversifiedPosted onDecember 7, 2013

Young Writers of Colour

by Darren Chetty 

I’ve spent almost two decades teaching in English primary schools, which serve multiracial, multicultural, multifaith communities. I want to explore two things I have noticed.

1)    Almost without exception, whenever children are asked to write a story in school, children of colour will write a story featuring white characters with ‘traditional’ English names who speak English as a first language.

2)    Teachers do not discuss this phenomenon.

Furthermore, simply pointing these two things out can lead to some angry responses in my experience.

Why are you making an issue of race when children are colourblind?”
is an example of the sort of question that sometimes gets asked.

この記事の最後に紹介されていたのはシングルストーリーの危険性というTED。このブログでも過去に取り上げました。



ヘミングウェイやワイルドを読みながら文法を学べる教材が売れるようになって喜んでいるYutaもいますが、同時に小説と聞いてすぐに思い浮かぶステレオタイプ的な人選にがっかりしているYutaもいます。ステレオタイプから自由になることを訴える役割が小説にもあると思うからです。

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