Posted at 2021.01.10 Category : 未分類
Twitter社がトランプのツイッターアカウントを永久停止したことはニュースになりましたが、興味本位でTwitter社の説明を読んでみることにしました。
読んでみて背筋がゾッとしました。議会の暴動について反省しているどころか、最新の彼のツイートでも依然としてGlorification of Violence(暴力の賛美)をしていると読めるなんて想像できませんでした。よく日本のトランプ支持者に対する批判としてアメリカの政治状況を理解していないオメデタイ人と言われることがありますが、Yutaはコンテクストが大事だと常々言っているくせに、その深刻な状況を分かっていないその一人だったんだと思い知りました。
By Twitter Inc.
Friday, 8 January 2021
日本のトランプ支持者は表現の自由が〜〜とこの決断を批判していましたが、丁寧に読んでみるといかに恐ろしいかが分かります。検討したツイートは2つに過ぎないのですが、じゃあそのツイートがどのように危険なのか、Assessmentのところで詳しく述べています。1月20日の大統領就任式に参加しないと聞いて、その方がいいと素朴に思っていたのですが、それはトランプがバイデン大統領の正統性を認めないことになるので大変なリスクを孕むとは。。。また、トランプが参加しないことで、就任式が暴動のターゲットになりうる危険性も指摘しています。
また、支持者をAmerican Patriotsと読んでいることは、議会での暴徒を支持しているとも読み取れ、“GIANT VOICE long into the future”や“They will not be disrespected or treated unfairly in any way, shape or form!!!” の部分は、トランプにはorderly transition(秩序ある政権移行)の意図はなくトランプの勝利を今でも信じている人々を擁護しているとも取れるというのです。
最後に、この読みを裏付けるように次なる計画が次々と明るみに出ている状況があることに触れて、Assessmentを終えていました。
トピックがあれなのでクラスで取り上げるのは難しいですが、「精読」の実践の一つとして英語学習者は一読を勧めます。
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