Posted at 2022.01.27 Category : 未分類
TOEIC大好き派、発音大好き派、構文大好き派など、英語学習には流派がありますが、Yutaはその裏から滲み出るものが好きです。背景知識というとカッチリしすぎる感じがします。そんなYuta好みの本が出ていました。ニュースや英文雑誌を読む人で、辞書を引いてもピンとこないと感じたことのある人には是非ともおすすめしたい本が出ていました。
袖川裕美
放送通訳者がさまざまなメディアで遭遇した英語を深堀り!
通訳者が手を焼いた難語とその用法、さらに国際ニュースの背景がよくわかる!
政治、経済、スポーツから大統領演説まで、世界中のニュースを同時通訳する放送通訳者。相手はジャーナリズムであり、旬な英語や新語もどんどん出てきます。本番中に訳しにくい言葉、新しい言葉が出てきたら、通訳者はどのように対応しているのでしょう?放送現場での通訳者とことばの格闘、難語と出あった際の突破のしかたを放送通訳者みずから振り返ります。
放送通訳者が訳に窮した40フレーズと通訳現場のエピソードを通じてニュースで出あう旬な言葉とその用法、さらに国際ニュースの背景や知識もまとめて紹介。
英語の難しさ、おもしろさが見えてくる!
アマゾンレビュをご紹介することで、Yutaの気持ちを代弁してもらいます(笑)表現を紹介して、その語義を説明しておしまいではなく、その背景、行間も含めて2-3ページにわたり説明していくれてるのが最高です。
5つ星 読み物として面白い!
2021年12月28日に日本でレビュー済み
コロナで留学ができないため語学を志望する学生が減っているそうだが、海外を往来できないこの時期、ぜひとも読んでほしい。現役で活躍する著者の体験、エピソードから難語を紹介しているので、読み物としても十分楽しめた。キーワードやニュース英語、コラムなど盛りだくさんで、著者の英語への愛情が伝わってくる。
5つ星 生きた英語を、すっと、頭に入れたい人に!
2022年1月16日に日本でレビュー済み
普段から、この単語聞いたことあるけど、ここでの使われ方、どうも自分のなじみのある使われ方と違う気がする、でも、普通に辞書を調べると、いまいち、意味が分からないなぁ、なんて訳したらいいんだろう、どういう意味だろうと、そういうものがいくつもありました。。この本には、そういうものが、ドンピシャリで、複数のっていました。high stakes とか、a fly on the wallなどなど。。それがこの本を読めば、背景説明も書いてあるので記憶に定着しやすいと共に、一言で、すっきり自信をもって訳せる!と思いました。。
たまに、スラング表現などをまとめたものもありますが(もちろん、それも総合的に英語を学ぶ上では大事だとは思いますが。。)、映画では出てくるんでしょうし知っていたら面白いかもしれないけれど、仕事ではそんな表現にはほとんど遭遇しないから、実用性はないかなぁと思っていました。。しかし、この本は、日本の学校で教科書では習わなかった、、けれど、普段ネイティブが使うような表現がたくさん出ているので良かったです。。放送現場で使われている表現を集めたものなので、実際ビジネスでも、出てきた表現がたくさんありました。
どんな表現が載っているかはアマゾンでご確認いただきたいのですが、例えば1番目はwalk throughという表現。実際にニュースでもよく使われるものでPBS Newshourのものをここでは紹介します。
Judy Woodruff:
With the COVID-19 pandemic surging and some economic relief for ordinary Americans set to expire soon, Congress is finally nearing a deal on hundreds of billions worth of new aid.
Lisa Desjardins is here to walk us through what is on the table.
So, hello to Lisa — to you, Lisa.
Tell us, what is the story? How close is Congress? Where do things stand right now?
辞書にも載っている表現を、実際のニュースだとどのように使われているか説明してくれています。
(ウィズダム)
the jùry is (still) óut
(話)«…に関して»まだ結論が出ていない, 未解決である«on»
▶The jury is still out on whether mercy killing should be allowed.
安楽死を認めるべきかどうかはまだ結論に至っていない.
一方、辞書でまだカバーしていない語義も説明してくれています。例えばエコシステム。何気ない言葉ですが、適用範囲が広がってどのように使われているかも説明してくれています。
(ジーニアス)
〘生態〙生態系, エコシステム.
In America, more than half of all endangered species are associated with forest ecosystems.
アメリカでは, 絶滅危惧種の半数以上が森林の生態系に結びついている
もちろん文化的背景のある表現も取り上げてくれています。例えば、Yutaのブログでも何度でも登場しているDavid and Goliath。この映画の番宣では「大番狂わせ」と訳していますね。
34秒
David and Goliath stories, we expect to see Goliath fallen at the end, fell at the end of it and that's not exactly the case here. I kept waiting for that, that kind of ecstatic release moment at the end of it …and then I realized that this is not that story. The story is harder. This story is more reflective of reality, and this is something that's ongoing. This is something that involves all of us.
この映画については次のエントリーで紹介させてもらいます。
この本の不満点は40の表現しか取り上げてくれていないところですね。ニュースを行間含めしっかり読めるようになるには40じゃ少なすぎます。日頃ニュースを読んでいる人にはおすすめの一冊ですので、ぜひアマゾンでチラ見するか、書店で確認してみてください。
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