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Uncharted Territory

自分が読んで興味深く感じた英文記事を中心に取り上げる予定です

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元祖パイパーメディアクリエイター

 

安部公房とわたし安部公房とわたし
(2013/07/31)
山口 果林

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安部公房との関係は以前から噂されていましたが、ご本人がようやくカミングアウトしたようです。自分は安部公房ファンではありますが、こういうゴシップには興味がなかったです。が、店頭でパラッと見てみて、若い頃の山口さんのお写真があまりにもかわいすぎて、ついつい買ってしまいました(苦笑)


安部公房とはだれか安部公房とはだれか
(2013/05/20)
木村陽子

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没後20年ということで、再評価の気運が高まっているということでしょう。こちらの本は、小説家にはとどまらない安部公房を捉えようとした本です。映画シナリオ、ラジオ、テレビ、演劇と縦横無尽に活躍した様子を丁寧に説明してくれている良書です。80年代以降は、ノーベル賞狙いで小説に一本化したという評価は薄っぺらいと思いますが、大作家の全体像をまとめた本はなかったので、ようやく出て来た紹介本として歓迎したいです。


The Frontier Within: Essays by Abe Kobo (Weatherhead Books on Asia)The Frontier Within: Essays by Abe Kobo (Weatherhead Books on Asia)
(2013/06/25)
Kobo Abe

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英語でも彼のエッセイ『内なる辺境』が英訳されるなど、小説以外の彼を伝えようとする新たな動きはファンとしては嬉しいかぎりです。彼のエッセイも大好きなので、この調子で『死に急ぐ鯨たち』や『もぐら日記』など80年代のエッセイも英訳が出るといいなと期待しています。

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