Posted at 2013.10.12 Category : 未分類
文学ネタで思い出したので記事にします。新潮クレスト・ブックス 15周年フェアとして小冊子『物語の生まれる場所』を下記リンク先の本屋で入手できます。
新潮クレスト・ブックス 15周年フェア 開催店
開催日程は書店によって異なる場合がありますのでご注意ください。
開催店舗にて創刊15周年記念ブックレット無料贈呈中。
数に限りがございますのであらかじめご了承ください。
このシリーズでアリスマンローの本も何冊か出しており、新作のディアライフも翻訳中のため、小冊子には訳者の小竹由美子さんが作品について語っている1ページの記事があります。下記のNHKの記事にもありますが、今作で引退のようですね。
ノーベル文学賞にカナダのA・マンロー氏
10月10日 22時1分
翻訳家「広く読まれてほしい」
ノーベル文学賞を受賞したカナダの小説家、アリス・マンローさんの作品は、日常生活を舞台にした短編小説が高く評価され、これまでに「林檎の木の下で」や「イラクサ」などが、日本語に翻訳されています。 マンローさんの小説を翻訳してきた香川県の翻訳家、小竹由美子さん(59)は、マンローさんの受賞について、「とてもうれしく思います。 彼女の作品はカナダのローカルな社会を舞台にして、その土地に根ざしながら、人間の心を描き、高い普遍性を持っています。 地味ではありますが、普通の人の、日常生活の中からドラマをすくい取って、文学に昇華するところがとても魅力的だと思います。 現代を生きる女性を取り巻く社会の変化が巧みに描かれていて、受賞を機会に広く読まれてほしい作家です」と話していました。 アリス・マンローさんは、ことしの夏、執筆活動からの引退を宣言していますが、最後の短編小説集となる「ディア・ライフ」は、日本でもことし12月に小竹さんの翻訳で刊行されるということです。
この小冊子はジュノディアスやジュンパラヒリのインタビューも載っていて、無料ですからオススメです。
ていうか、無料の販促用の冊子ならpdfにしてサイトで配布してもいいと思うんですが、新潮社はKindleでも売り出していないし、対応策として遅れ過ぎですよね。
「クレスト・ブックス」 15周年記念の小冊子
海外文学しなやかに
海外の現代文学をしなやかに紹介する「新潮クレスト・ブックス」が、創刊15周年を迎えた。シリーズ創設時の編集長だった作家の松家仁之編の短編アンソロジー『美しい子ども』や記念の小冊子が出版された。
同シリーズは1998年以来、ドイツの作家、ベルンハルト・シュリンクの『朗読者』をはじめ、102作を刊行する。
『美しい子ども』は、この5年間に出版された本から12編を選んだ。世界文学の幅広さを感じさせる。詩を愛する一見、穏やかな老齢の教師が出てくるロシアのリュドミラ・ウリツカヤ「自然現象」には、社会体制の変化といった問題がすけて見える。戦争など歴史の傷を背景に置く作品もある。
一方で、インド系のジュンパ・ラヒリ、生後3か月のとき、両親と南ベトナムから「ボートピープル」となり豪州に移住したナム・リーなど、新しいタイプの英語圏の書き手も目立つ。
一昨年に訳された『オスカー・ワオの短く凄まじい人生』に続き、今回同時に刊行された短編集『こうしてお前は彼女にフラれる』の著者ジュノ・ディアスもドミニカ共和国にルーツを持ち、米国に住む。浮気を繰り返すドミニカ男を主人公に、かつて独裁が行われた国の社会と彼個人の内面の破綻を重ねたような書き方が心に強く残る。
新潮クレスト・ブックス 15周年フェア 開催店
開催日程は書店によって異なる場合がありますのでご注意ください。
開催店舗にて創刊15周年記念ブックレット無料贈呈中。
数に限りがございますのであらかじめご了承ください。
このシリーズでアリスマンローの本も何冊か出しており、新作のディアライフも翻訳中のため、小冊子には訳者の小竹由美子さんが作品について語っている1ページの記事があります。下記のNHKの記事にもありますが、今作で引退のようですね。
ノーベル文学賞にカナダのA・マンロー氏
10月10日 22時1分
翻訳家「広く読まれてほしい」
ノーベル文学賞を受賞したカナダの小説家、アリス・マンローさんの作品は、日常生活を舞台にした短編小説が高く評価され、これまでに「林檎の木の下で」や「イラクサ」などが、日本語に翻訳されています。 マンローさんの小説を翻訳してきた香川県の翻訳家、小竹由美子さん(59)は、マンローさんの受賞について、「とてもうれしく思います。 彼女の作品はカナダのローカルな社会を舞台にして、その土地に根ざしながら、人間の心を描き、高い普遍性を持っています。 地味ではありますが、普通の人の、日常生活の中からドラマをすくい取って、文学に昇華するところがとても魅力的だと思います。 現代を生きる女性を取り巻く社会の変化が巧みに描かれていて、受賞を機会に広く読まれてほしい作家です」と話していました。 アリス・マンローさんは、ことしの夏、執筆活動からの引退を宣言していますが、最後の短編小説集となる「ディア・ライフ」は、日本でもことし12月に小竹さんの翻訳で刊行されるということです。
この小冊子はジュノディアスやジュンパラヒリのインタビューも載っていて、無料ですからオススメです。
ていうか、無料の販促用の冊子ならpdfにしてサイトで配布してもいいと思うんですが、新潮社はKindleでも売り出していないし、対応策として遅れ過ぎですよね。
「クレスト・ブックス」 15周年記念の小冊子
海外文学しなやかに
海外の現代文学をしなやかに紹介する「新潮クレスト・ブックス」が、創刊15周年を迎えた。シリーズ創設時の編集長だった作家の松家仁之編の短編アンソロジー『美しい子ども』や記念の小冊子が出版された。
同シリーズは1998年以来、ドイツの作家、ベルンハルト・シュリンクの『朗読者』をはじめ、102作を刊行する。
『美しい子ども』は、この5年間に出版された本から12編を選んだ。世界文学の幅広さを感じさせる。詩を愛する一見、穏やかな老齢の教師が出てくるロシアのリュドミラ・ウリツカヤ「自然現象」には、社会体制の変化といった問題がすけて見える。戦争など歴史の傷を背景に置く作品もある。
一方で、インド系のジュンパ・ラヒリ、生後3か月のとき、両親と南ベトナムから「ボートピープル」となり豪州に移住したナム・リーなど、新しいタイプの英語圏の書き手も目立つ。
一昨年に訳された『オスカー・ワオの短く凄まじい人生』に続き、今回同時に刊行された短編集『こうしてお前は彼女にフラれる』の著者ジュノ・ディアスもドミニカ共和国にルーツを持ち、米国に住む。浮気を繰り返すドミニカ男を主人公に、かつて独裁が行われた国の社会と彼個人の内面の破綻を重ねたような書き方が心に強く残る。
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