Posted at 2013.11.19 Category : 未分類
アンジェリーナ・ジョリーがなんだかどんどん学級委員長みたいな感じになっていて嫌な感じに思えることもあったのですが、彼女のアカデミー賞のスピーチを聞いて、そんな大きなお世話な心配は無用だと分かりました。スピーチを聞けばI don't know why this is my life and that's hers. I don’t understand that.という言葉が決しておごりからでたものではないことを感じることができます。ジョリーのお母さんとの思い出話の部分も良かったですが、後半部分をご紹介させていただきます。
A・ジョリーさんにアカデミー賞特別賞、人道支援たたえ
2013年11月18日 10:00 発信地:ロサンゼルス/米国
【11月18日 AFP】米映画芸術科学アカデミー(Academy of Motion Picture Arts and Sciences)は17日、女優アンジェリーナ・ジョリー(Angelina Jolie)さんに人道支援活動をたたえるアカデミー賞特別賞「ジーン・ハーショルト博愛賞(Jean Hersholt Humanitarian Award)」を授与した。
ハリウッド(Hollywood)で開催されたセレモニーには映画業界のそうそうたる面々が出席。ジョリーさんは婚約者のブラッド・ピット(Brad Pitt)さん、息子のマドックス(Maddox)君とともに会場に現れた。
映画監督ジョージ・ルーカス(George Lucas)さんから賞を授与されたジョリーさんは、2007年に56歳でがんのため死去した母親について涙ながらに語った。
2分15秒当たりから
She did give me love and confidence and above all she was very clear that nothing would mean anything if I didn’t live a life of use to others. And I didn’t know what that meant for a long time. I came into this business young and worried about my own experiences, my own pain. And it was only when I began to travel and look at life beyond my home that I understood my responsibility to others.
母は私に愛情を注ぎ、自信をつけてくれました。でも何よりも,
他の人に役立てる人生を送らなければ何の意味もないときっぱりと語っていました。長い間そのことが意味することを分かっていませんでした。この業界に若くして入って、自分のしてきたことやつらいことしか心配していませんでした。旅行をし始めて、故郷から離れた生活を目にするようになってから、ようやく他の人に対する責任を理解したのです。
And I’ve met survivors of war and famine, rape. I’ve learned what life is like for most people in this world. And how fortunate I was to have food to eat and a roof over my head, a safe place to live and the joy of having my family safe and healthy. And I have realized how sheltered I have been. And I was determined, never to be that way again.
戦争や飢餓、レイプを生き延びた人たちに会ってきました。この世界の多くの人にとって人生はどんなものか学んできました。とても幸運なことなのです、食べるものがあり、頭上には屋根があり、安全に住める場所があり、家族が安全に健康に暮らせる喜びがあるということは。私がどれほど守られた生活をしていたのか気づいたのです。そこで私は決心したのです。絶対にこうしたことを繰り返してはならないと。
We are all, everyone in this room, so fortunate. I have never understood why some people are lucky enough to be born with the chance that I had to have this path in life and why, across the world, there's a woman just like me, the same abilities, the same desires, the same work ethic and love for her family who would most likely make better films than me — better speeches.
この部屋にいる皆さんはとても恵まれています。どうしても分からないことがあります。このような人生を送れる機会に恵まれているほど幸運な人がいる中で、世界には、私と同じような女性います。同じ能力、同じ希望、同じ仕事の取り組み、家族への愛情があり、きっと、私よりもいい映画を作り、いいスピーチをできることでしょう。
Only she sits in a refugee camp. She has no voice. She worries about what her children will eat, how to keep them safe and if they'll ever be allowed to return home. I don't know why this is my life and that's hers. I don’t understand that. But I will do as my mother asked and I will do the best I can with this life to be of use. And to stand here today means that I did as she asked. If she were alive, she would be proud. Thank you for that.
ただ、彼女は難民キャンプで過ごしているのです。彼女の声は届きません。日々心配していることは、子供に何を食べさせようか、子供の安全を守るにはどうしたらいいか、子供たちが故郷に戻ることができるかどうかなどです。どうしてか分かりません、私がこのような人生を送り、彼女があのような人生を送っているのか、わかりません。でも、私は母が求めたことをしていこうと思います。この人生でできうる限りの最高のことをして役立てていこうと思います。今日この場にいることは、母が求めたことを実行できたことであります。母が生きていたら、誇りに思ってくれたでしょう。どうもありがとうございました。
アンジェリーナ・ジョリーばかりが注目されていますが、Steve MartinやAngela Lansburyも忘れてはならないですね。といってもAngela Lansburyが『ジェシカおばさんの事件簿』の女優だと知ったのは後からなんですが(笑)
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