Posted at 2014.06.28 Category : 未分類
先ほどの記事で当時の有名な曲を聞けるVirtual Gramophoneをご紹介しましたが、当時を経験していない者としては五感を駆使して単なる知識に厚みを持たせていきたいと思うわけです。
ちょっと強引ですが、芝居は聞くものだというテーマで、シェイクスピアの戯曲の有名なセリフを紹介してくれている講座が始まります。
生誕450年 シェークスピアと名優たち
講師:前沢 浩子(獨協大学教授)
内容
ウィリアム・シェークスピア(William Shakespeare, 1564−1616)は、世界文学の頂点に立つ文豪で、『ハムレット』、『マクベス』、『リア王』、『ヴェニスの商人』、『夏の夜の夢』などの傑作の数々は、鋭い人間洞察と卓越した表現力によって、国や時代を超える人類共通の文化遺産となっています。同時にシェークスピアは近代を迎えたばかりの急速に都市化するロンドンで大衆に娯楽を提供する流行作家でもありました。特別な教育を受けていなくても、わずかな金額を払って混み合った劇場に足を踏み入れれば、恋愛、権力闘争、殺人、復讐、和解などのドラマを、観客は夢中になって楽しむことができたのです。 ドラマティックな世界へと観客を誘うのは役者の肉声で、シェークスピアの時代の劇場は屋根もなく照明もなく、白昼の陽光のもと演じられる芝居は「見る」というよりも「聞く」ことによって楽しむものでした。 この講座では現代のイギリス俳優たちの語る台詞を聞きながら、シェークスピア戯曲が本来持つ面白さやイギリス・ルネサンスという時代背景と、時代の制約を超えて文学が持ちうる普遍的な意義を探ります。
この講座で最初に紹介されていた「リチャード三世」のサイモンラッセルビールの音声はYoutubeでは見つからなかったのですが、現在、サムメンデス演出でリア王を演じているんですね。観に行きたい。。。
名優が演じる名セリフを堪能できる番組として楽しみですね。
この本でケネスブレナーがロンドンオリンピックで、テンペストの一節を読んでいたのを(今頃(汗))知りました。
Be not afeard; the isle is full of noises,
Sounds and sweet airs, that give delight and hurt not.
Sometimes a thousand twangling instruments
Will hum about mine ears, and sometime voices
That, if I then had waked after long sleep,
Will make me sleep again: and then, in dreaming,
The clouds methought would open and show riches
Ready to drop upon me that, when I waked,
I cried to dream again.
ケネスブラナー本人が振り返っている記事がありました。
Kenneth Branagh recalls the opening ceremony of London 2012
27 July: the actor relives working with Danny Boyle to help create the dazzling opening ceremony of the 2012 Olympics
The Observer, Sunday 23 December 2012
ちょっと待って、あのテンペストのセリフは奴隷のキャリバンのセリフで、産業革命と関係ないじゃないかと、思った方、その点についても講座で説明してくださっていますのでお楽しみに。
ちょっと強引ですが、芝居は聞くものだというテーマで、シェイクスピアの戯曲の有名なセリフを紹介してくれている講座が始まります。
![]() | NHKカルチャーラジオ 文学の世界 生誕450年 シェークスピアと名優たち (NHKシリーズ) (2014/06/25) 前沢 浩子 商品詳細を見る |
生誕450年 シェークスピアと名優たち
講師:前沢 浩子(獨協大学教授)
内容
ウィリアム・シェークスピア(William Shakespeare, 1564−1616)は、世界文学の頂点に立つ文豪で、『ハムレット』、『マクベス』、『リア王』、『ヴェニスの商人』、『夏の夜の夢』などの傑作の数々は、鋭い人間洞察と卓越した表現力によって、国や時代を超える人類共通の文化遺産となっています。同時にシェークスピアは近代を迎えたばかりの急速に都市化するロンドンで大衆に娯楽を提供する流行作家でもありました。特別な教育を受けていなくても、わずかな金額を払って混み合った劇場に足を踏み入れれば、恋愛、権力闘争、殺人、復讐、和解などのドラマを、観客は夢中になって楽しむことができたのです。 ドラマティックな世界へと観客を誘うのは役者の肉声で、シェークスピアの時代の劇場は屋根もなく照明もなく、白昼の陽光のもと演じられる芝居は「見る」というよりも「聞く」ことによって楽しむものでした。 この講座では現代のイギリス俳優たちの語る台詞を聞きながら、シェークスピア戯曲が本来持つ面白さやイギリス・ルネサンスという時代背景と、時代の制約を超えて文学が持ちうる普遍的な意義を探ります。
この講座で最初に紹介されていた「リチャード三世」のサイモンラッセルビールの音声はYoutubeでは見つからなかったのですが、現在、サムメンデス演出でリア王を演じているんですね。観に行きたい。。。
名優が演じる名セリフを堪能できる番組として楽しみですね。
この本でケネスブレナーがロンドンオリンピックで、テンペストの一節を読んでいたのを(今頃(汗))知りました。
Be not afeard; the isle is full of noises,
Sounds and sweet airs, that give delight and hurt not.
Sometimes a thousand twangling instruments
Will hum about mine ears, and sometime voices
That, if I then had waked after long sleep,
Will make me sleep again: and then, in dreaming,
The clouds methought would open and show riches
Ready to drop upon me that, when I waked,
I cried to dream again.
ケネスブラナー本人が振り返っている記事がありました。
Kenneth Branagh recalls the opening ceremony of London 2012
27 July: the actor relives working with Danny Boyle to help create the dazzling opening ceremony of the 2012 Olympics
The Observer, Sunday 23 December 2012
ちょっと待って、あのテンペストのセリフは奴隷のキャリバンのセリフで、産業革命と関係ないじゃないかと、思った方、その点についても講座で説明してくださっていますのでお楽しみに。
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