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Uncharted Territory

自分が読んで興味深く感じた英文記事を中心に取り上げる予定です

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村岡花子さんはパレアナ

 

少女パレアナ (角川文庫クラシックス)少女パレアナ (角川文庫クラシックス)
(1986/01)
エレナ・ポーター

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村岡花子さんもPollyannaを訳されているんですね。ディケンズやマークトゥエインなども幅広く訳されていて彼女の存在の大きさを感じています。



以前もこのブログで紹介したことがありますが、この語は一般名詞になっていて「極端な楽天家」(ウィズダム)を指すようです。

(オックスフォード)
Pollyanna
a person who is always cheerful and expects only good things to happen
origin
From the name of a character in a children's story by Eleanor Hodgman Porter.





Pollyannaといえば何にでもよいことを見出そうとするGlad Game。村岡花子さんは「喜びの遊び」と訳されています。木村由利子さんの新訳では「何でもうれしいゲーム」となっています。

(Wikipedia)
Pollyanna's philosophy of life centers on what she calls "The Glad Game", an optimistic attitude she learned from her father. The game consists of finding something to be glad about in every situation.

面白いのは村岡花子さんの訳のタイトルは『少女パレアナ』で、木村由利子さんの訳のタイトルは『少女ポリアンナ』となっていることです。Wikipediaでもこのことに触れています。オックスフォードで発音を聞けますので、判断はおまかせします。

(Wikipedia)
「ポリアンナ」シリーズ
作者であるエレナ自身による作品は2作のみであるが、大ヒットしディズニーで実写映画化された。また作者の死後に数多くのアンソロジーが発表された(「牧場のポリアンナ」、「ポリアンナと金貨」など)。日本でも多くの出版社から翻訳され、『愛少女ポリアンナ物語』としてアニメ化されたことでヒットした。邦訳で比較的簡単に入手できるのは角川文庫クラシックス版である(岩波文庫・偕成社文庫版は大きな書店でしか扱われていない事がある)。
邦訳タイトルにの表記にはパレアナ(1930年の村岡花子訳など)とポリアンナ(1960年のディズニー映画で広まった呼び方)が混在しているが、これは原題Pollyannaの発音が、日本語で表記するにはあいまいで捉えにくい音であるためと考えられる(厳密に発音を分析すれば、Pollyannaのpoはポとパの中間ぐらいの音、llyはリとレの中間ぐらいの音である。またannaは、アナまたはアーナとでも表記すべきところで、アンナというローマ字読みの表記は、英語としては本来正しくない。したがって、原音に忠実な表記としては、パレアナ、パレアーナ、ポリアナ、ポリアーナなどが適切と考えられる。また、パリアナ、ポレアナなどと表記しても、間違いとは言えない)。
主人公の名前「Pollyanna」は、当時アメリカ中の店やホテルの名前になる等のブームになり、ウェブスター英語辞書などに「喜悦」という意味の言葉として掲載されるなど、国際的な単語・心理用語になった。
なお、谷村まち子著の『七色の虹』(昭和30年、ポプラ社)は Pollyanna の翻案小説である。 ヒロインは美知子で、“喜びごっこ”をする。父は貧しい牧師。両親をなくした美知子を叔母がひきとる。195ページからの章「思わぬ災難」で、美知子は自動車にはねられる。



MIT'S Technology Review [US] July - August 2014 (単号)MIT'S Technology Review [US] July - August 2014 (単号)
(2014/07/04)
不明

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こんな記事を書こうとしたのは、一般名詞として使われている例に遭遇したからです。MIT Technology Reviewの最新号は脳研究の最前線を大きく取り上げているのですが、不安やトラウマといった負の記憶を取り除くことを研究しているJoseph LeDouxにインタビューしているところで登場していました。記憶を変えることは人格を変えることにつながりますから、単にartificial Pollyannasを生み出すだけではないかと質問しています。

Q+A
Joseph LeDoux
By Brian Bergstein on June 17, 2014
Portrait by Adam Lerner

Messing with memory is a huge deal. It goes to the core of who we are. Treating PTSD would be wonderful, but isn’t it also possible to make people artificial Pollyannas?
Or fearless monsters. There’s always going to be ethical implications. But we’ll just have to sort that out.
When we first published this work [on reconsolidation], someone wrote a commentary in the New York Times saying, “Let’s say you were a Holocaust survivor. You lived 50 years with these awful memories, and all of a sudden you’re erasing memories of the Holocaust. What would that do to your personality? It’s who you are now.” [After further research], the conclusion that we came up with is that a patient and therapist would have to slowly chip away at a memory to a level they were comfortable with. [And] the research so far suggests it reduces the zing, takes the emotional valence out of the situation, rather than erases the memory itself.
The other side of that is you can also intensify memories. So we did studies in rats where we give them propranolol, and that weakens the memory. But if you give them ­isoproterenol [which has the opposite effect on the brain’s neurostimulators], the memory is now stronger. If you have some way to strengthen memory after retrieval, it could be stronger and better.

MIT Technology Reviewの最新号については他にも興味深い記事がたくさんありました。機を改めて紹介したいと思います。
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