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Uncharted Territory

自分が読んで興味深く感じた英文記事を中心に取り上げる予定です

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(続)White Disaster

 
WikipediaのYellow Perilをさらっと読んで、大真面目に考えるのが馬鹿らしい主張であることが分かりました。日露戦争の頃は「黄禍」を叫んでいたヴィルヘルム2世は、世界1次体制後はWe shall be the leaders of the Orient against the Occident!と真逆のことを語りだしたというのです。ベルサイユ条約で痛い目にあい英仏に恨みがあるとはいえHe declared Germany as "face of the East against the West" instead of being in the westとは何とも虫のいい話です。

(Wikipedia)
Origins
Many sources credit Kaiser Wilhelm II with coining the phrase "Yellow Peril" (German: gelbe Gefahr) in September 1895.[1] The Kaiser had an illustration of this title — depicting the Archangel Michael as an allegorical Germany leading the European powers against an Asiatic threat represented by a golden Buddha — hung in all ships of the Hamburg America Line. It was ostensibly designed by the Kaiser himself.[2] Wilhelm changed his mind after his abdication in World War I, saying that he should not have bothered to warn Europe of the Yellow Peril, writing that "We shall be the leaders of the Orient against the Occident! I shall now have to alter my picture 'Peoples of Europe'. We belong on the other side! Once we have proved to the Germans that the French and English are not Whites at all but Blacks".[3] He declared Germany as "face of the East against the West" instead of being in the west, and wished for the destruction of the western countries like England, France, and America, declaring the French to be "negroids", and stating his disgust at the racial equality Britain was allowing for blacks.[4]

人種や歴史などを扱うには気をつけないといけないと思います。日本人論やサムライ〜〜は、理屈抜きに信じてしまいがちですが、ヴィルヘルム2世の例を見るとこういうのはどうにでも扱えるというが見て取れます。

100年前の話で済ませればいいのですが、アジアがきな臭い感じになっているのも事実です。想像の共同体で有名なベネディクトアンダーソンの講演録をさらっと読んだのですが、このような主張に巻き込まれる可能性が現在の我々にもありそうです。




ベネディクト・アンダーソン 奈良女子大学講義 (奈良女子大学文学部〈まほろば〉叢書)ベネディクト・アンダーソン 奈良女子大学講義 (奈良女子大学文学部〈まほろば〉叢書)
(2014/04/02)
不明

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海洋の領土化
このようなことの結果として領土は神聖視されるようになったものですから、実際に拡大が可能なのは海路か、もしくは海域においてだけです。そしてこれは日本と韓国、中国、東南アジアの国々との険悪な関係を考えるうえで興味深いことです。なぜなら歴史をいくら遡っても、これまで「この海は私のものだ」と宣言するような民族がいなかったからです。これまでずっと海というものは、ある意味で、自由で開放された場所であり続けてきたのです。歴史のなかで好ましいものとして記憶されている唯一の犯罪者が海賊であるのも、このことに関係しています。

(中略)

しかし、それは中国だけの問題ではありません。つまり、これらの海域や島などの下から大量の石油を見つかるかもしれないという期待があるので、さまざまな東南アジアの国や日本そして韓国を刺激して大もめにもめ、多くの場合実際には誰も住んでいない小さな島に多額の無駄遣いをするような事態になっています。そしてこれは強欲(greed)さがひきおこした問題にすぎません。つまり海底の資源が欲しいがゆえにこれらの島は日本のものだとか、韓国のものだとか、中国のものだとか主張しているわけです。だからこれは、アジアのある種のナショナリズム政治の注視すべき新たな展開であり、もっと拡大してしまうことを私は心配しています。これはイデオロギー云々とは無関係な話なのです。石油、お金、資源などの問題にすぎず、国の歴史にも関係なければ、古代の版図にも関係がありません。


歴史や民族などの、我々にはどうしようもないことを持ち出して巻き込む論法、なかなか手強いです。。。
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