Uncharted Territory

自分が読んで興味深く感じた英文記事を中心に取り上げる予定です

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新形式TOEICでのpick up まずは頻出表現を

 

マイナーな形式変更でもありますし、新形式でもこれまで通りの表現が頻出していました。

 

When can I pick up my package?

(いつ荷物を受け取れますか)

 

Could I pick up the order myself at the store in order to avoid the delivery charge?

(自分で注文品を店に取りに行けば配送料を払わなくてもいいですか)

 

pickという動詞には「多くの中から〜を選ぶ」の意味もありますから、このpick upの「手配した物」を「所定の位置」に「取りに行く」という意味を意識しておきたいです。

 

(ウィズダム)

pick up

【人から】A〈用意された物〉を受け取る, 取りに行く[来る] «from»

(↔drop A off; ⦅よりかたく⦆collect)

I'll come to pick up my personal belongings later.

後で私物を取りに来ます.

 

(ロングマン)

pick something ↔ up

(用意のできている) >を取って来る, 取りに行く

I’ll pick up the tickets on my way home.

帰りにチケットを取って来るよ.

I’ve come to pick up a suit I left on Tuesday.

火曜に出したスーツを取りにきたんですが.

同意 collect, get

 

マクミランでは「あらかじめ手配したものを車で取りに行く」と踏み込んでいますね。

 

(マクミラン)

pick up

[TRANSITIVE] to go and meet someone or something that you have arranged to take somewhere in a vehicle

Will you pick me up after the party?

I’ll pick up my luggage in the morning.

 

pick upするものはpackage(小包)やorder(注文品)がほとんどですが、ticket, cake, medicationなど注文した具体的な物が登場することも多いですね。

 

「手配した物を所定の位置に取りに行く」意味での他の使われ方は、建物入り口でsecurity passvisitor’s badgeを受け取ったり、窓口でformsurveyを受け取ったりするケースなどがありました。

 

Who is going to pick up Cathy from the airport tomorrow?

(誰が明日空港にキャシーを迎えに行くのですか)

 

「物を取りに行く」があれば「人を迎えに行く」こともありますね。

 

(ロングマン)

pick somebody ↔ up

(車で) <人>を迎えに行く

Could you pick me up around eight?

8時ごろ迎えに来てくれる?

I’ll pick you up at the station.

駅まで迎えに行くよ.

同意 collect

 

ただTOEICの場合、「人を迎えに行く」シチュエーションが限られるためか、登場回数はそれほど多くありません。空港かホテルとか、その辺りに迎えに行くというシチュエーションぐらいでしょうか。

 

新形式TOEICでのpick up ニュアンスの違い

 

先ほどピックアップというカタカナの語義「拾い上げること。選び出すこと。」(スーパー大辞林)に触れたので、日本語カタカナと英語でのニュアンスの違いを見てみます。

 

pick upとpick outの意味と違いー 和製英語の罠

2014 03 09

和製英語の罠   文法

日本でピックアップという言葉は、多くの場合「選び出す」という意味で使われていますね。それなので日本人は、

 

I’ve picked up three places that I want to see while I am in France.

 

というように、英語で間違った使い方をしてしまいがちです。「選び出す」という意味のピックアップは和製英語なので、英語で同じような意味を表すためには、以下のようにpick outを使います。

 

I’ve picked out three places that I want to see while I am in France.

フランスにいる間に訪ねたい場所を3つ選びました。

 

一点補足させてもらえば、pickだけでも「選ぶ」の意味があります。

 

(ロングマン)

(多数の中から) …を選ぶ

Each group was asked to pick a leader.

各グループはリーダーを選ぶように言われた.

I don’t know which color to pick.

どの色を選んだらいいのかわからないわ.

 

pick somebody/something ↔ out (多くの中から) >を選び出す

She picked out a navy blue dress.

彼女は濃紺のドレスを選んだ.

His story was picked out as the best by the judges.

彼の物語は審査員による審査で最優秀作品に選ばれた.

同意 select

 

TOEICではpick upの方が登場していますが、「選ぶ」意味のpickpick outも使われています。

 

TOEIC学習だと、こういう英語学習的な点はおろそかにされがちですが、大事な点です。小さな誤解の積み重ねが大きな誤差になって失点につながりますし、そもそもの英語力も頭打ちになってしまいます。

 

新形式TOEICでのpick up パート1限定版

 

新形式でも登場していたpick upのパート1での用法は以下のような動作表現です。

 

The man’s picking up a cup.

 

ピックアップというカタカナの語義「拾い上げること。選び出すこと。」(スーパー大辞林)そのままの使われ方です。これまでのTOEICでは、拾い上げるものとしてbag, cup, notebook, newspaperなど手に取れる物ならいろいろと登場していました。

 

(ロングマン)

pick somebody/something ↔ up

>を取り上げる, 手に取る

He picked up the letter and read it.

彼は手紙を手に取って読んだ.

Picking up her bag, she rushed out of the room.

バッグを手に取ると,彼女は部屋から飛び出していった

 

せっかくなので以下の表現との違いは意識しておきたいです。

 

The woman’s reaching to pick up a cup.

 

改めて見比べると混同しないと思うんですけど念のため。

 

The man’s picking up a cup. →手に取っている最中

 

The woman’s reaching to pick up a cup. →手を伸ばして取ろうとしている(まだ手に取っていない)

 

ただこのような動作表現はパート2以降ではほとんど登場しなくなります。ロングマンの例文を確認してもらうとその理由を想像できかもしれませんが、パート2以降のTOEICのシチュエーションでは動作の描写が必要になるケースは少ないですからね。韓国公式単語集にもパート1頻出表現としても載っていますし、この語義は大事なものです。

 

新形式TOEICでのpick up 新傾向

 

9月の公開テストで出題されたとされるpick upについて、新形式と直前の形式を見比べてみると、新形式にはこれまでに使われなかった語義が登場していました。ただ、いずれも文脈が与えられているので意味を推測しやすくなっています。

 

最初の例はこちら。

 

business picked up quickly

 

(ロングマン)

14 pick up

<売り上げ・景気などが> 上向く, 立ち直る

Sales should pick up again in November.

売り上げは11月には再び上向くはずだ.

In recent months the economy has started to pick up again.

この数か月で景気は再び上向いてきた.

things pick up

同意 improve

 

次の例はあくまで文脈でこのような意味になると考えた方が良さそうです。

 

Would you mind picking up some file labels for me?

 

これだけパート2で出題されるといろいろな意味に取れそうですが、直前にHi Debbie. You mentioned you were stopping at the office supply store today.とあるので「買って来る」となります。もしこれが会社のsupply roomに行く同僚に声をかけていたら、ついでに「持って来る」となるでしょう。

 

(ロングマン)

5 pick something ↔ up

>を買う, 手に入れる

Do you want me to pick something up for you at the store?

店で何か買って来てほしいものある?

 

最後の例はイディオムちっくな表現です。

 

Life Lessons in Advertising picks up where the previous book left off

 

この語義は「(中断を受けて)A〈話論点など〉をさらに[再び]議論する」(ウィズダム)のように紹介している辞典もありますが、ロングマンやマクミランはpick up where you left offという表現もあわせて紹介しています。

 

(ロングマン)

15 pick up (something)

(中断したところから) (<>を)再開する, 続行する

We can pick up again after lunch.

昼食が済んでからまたやればいい.

 

(ロングマン)

pick up where you left off

中断したところから再開する, 以前の力を取り戻す

When he came back on court, Sampras picked up where he’d left off, and won the match easily.

コートに舞い戻ったサンプラスは以前の力を取り戻し,そのマッチを難なく制した.

The team has picked up where it left off last spring.

チームは昨春中断したところから再開している.

 

(マクミラン)

[INTRANSITIVE/TRANSITIVE] to start something again, from the point where you stopped

We’ll pick up this conversation when I come back.

pick up where you left off: He seems to think that we can get back together and just pick up where we left off.

 

ただ、いずれも一例ずつですし、文脈で意味を推測できるものです。こういう意外な意味の知識は他の受験者と簡単に差別化しやすいので、TOEIC講師もつい触れたくなってしまうかもしれません。


新形式になっても頻出語義は同じでしたので、まずはこれから紹介していく頻出語義を抑えたいです。




 

The Language of Global Success

 

 

 

5年に渡る楽天による英語公用語化の取り組みをまとめたThe Language of GlobalSuccessという本が出ました。本を紹介するのは久しぶりですね(汗)

 

著者のセダール・ニーリーさんはこれまでもHarvard Business Reviewで楽天の事例を紹介してきましたね。

 

2015.11.5

ハーバードの留学生が思わず涙する「楽天の英語公用語化」の授業

セダール・ニーリー准教授に聞く(1

佐藤智恵:作家/コンサルタント  

 

最近の日本企業関連の教材の中では、「最大のヒット作」と言われているのが、楽天の英語公用語化のケースだ。英語で悩んでいるのは日本人だけではない。フランス人も中国人も皆、英語で苦労しているのだ。ハーバードの授業でも、「英語ができないことがいかにつらいか」を語りながら、泣き出してしまう留学生もいるという。言語の問題に対して、なぜ私たちはこんなにも敏感に反応してしまうのか。楽天の事例はなぜ世界中の経営大学院で使用されているのか。教材を執筆したセダール・ニーリー准教授に聞いた。(聞き手/佐藤智恵インタビューは2015623日)

 

LEADING TEAMS

Global Teams That WorkTsedal Neeley

FROM THE OCTOBER 2015 ISSUE

 

こちらが今回の本について語ったインタビューからの抜粋です。

 

05 SEP 2017 BOOKUsing Language to Build a Global Company


 Silverthorne: What’s your advice to employees who suddenly find themselves in a Rakuten-like situation? 

Neeley: Developing language or cross-cultural fluency in the course of globalization is difficult. Employees have to climb steep learning curves. They will also be exposed to differences at work, an inevitable outgrowth that comes with globalization. 

The most successful global employees in climbing the learning and culture curve exhibited what I call Global Work Orientation, which consists of five attitudes and behaviors: 

·       Positive indifference is the ability to overlook cultural differences as being not especially important or worthy of attention, while remaining optimistic about the process of engaging the culture seen as foreign. 

·       Seeking commonality between cultures enables employees to draw closer to a foreign culture and become receptive to its differences.

·       Identifying with the global organization’s values and goals, rather than those of a local office.

·       Initiating cross-border interactions as much as possible develops trust and shared vision among international coworkers. Interactions are also vital for sharing knowledge across sites.

·       Aspiring for a global career is also important, because people who envision a globally expansive professional advancement make decisions that reinforce their competencies.

 

以下ではこの点についてもう少し詳しく展開しています。

 

MULTINATIONALHow to Successfully Work Across Countries, Languages,and Cultures

Tsedal Neeley

AUGUST 29, 2017

 

「グローバルぷっぷっぷっ」「楽天、どうせ海外展開もスムーズにいってないじゃん」なんて反応が出そうですが、異文化の人たちと一緒に何かをするにはどのような点か重要かを学ぶには良さそうです。企業は海外進出して活路を求めることができそうですが、教育や通訳・翻訳なんかは少子高齢化の人口減の影響をもろに受けそうですね。。。。

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